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2018.7.11 修正省きます

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やる夫で学ぶレンティア国家 その8

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468普通のやる夫さん2017/11/26(Sun) 12:52:02 ID:e6ef786d
遅ればせながら乙
開発独裁の最初の例って、明治政府だと思うわ
反共主義ではなく、対欧米植民地帝国主義って違いはあるけど


476◆gKNcHiCsig2017/11/29(Wed) 21:25:22 ID:11e10834
明治政府は「開発独裁」なのか?
よく明治政府は「開発独裁の原型」として考えられています。
確かに似た点もありますが、以下の点で開発独裁国家とは違うと思います。


1、明治政府体制の(民衆への)正当性は、近代的経済発展をすることそのものではない。
2、明治政府は民主体制を否定して、経済発展のみを目指したわけではないこと。
3、開発独裁国家の「独裁」は、実質的に強力な大統領や国王の存在を前提としていること。
4、「独裁」を支える政党や軍の存在が、明治政府には存在しないこと。
5、そもそも明治政府の経済政策の大部分の時代は、輸出志向型工業化政策ではなく、輸入代替工業化政策であること。
輸出志向型工業化政策に変わったのは、明治後期の1900年以降に軽工業が部分的に転換したのみであること。


…と「開発」面からも「独裁」面から、いわゆる開発独裁国家と明治政府は異なります。
これに関しては、坂野潤治・大野健一が書いた「柔構造」理論が参照になるかもしれません。
彼らは、開発独裁国家を「硬構造」、明治体制の日本を「柔構造」と呼び、比較を行っています。

●坂野潤治・大野健一.2010. 『明治維新 1858-1881』 講談社.



477普通のやる夫さん2017/11/29(Wed) 22:18:27 ID:a66185f4
はぇ~
やっぱそういうのやってる参考文献あるんすねえ


486◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:03:52 ID:93efeb3c
前回の投下から大分遅れましたが、本日7話と8話(最終話)を投下させていただきます。


488◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:11:33 ID:93efeb3c






―前回のハマムから―

                           / ̄\⊂⊃  |
         .艸艸艸    ⊂ ⊃~~~\    |
          .艸/ 艸艸   /        \  |
    ___   艸/艸艸 /  ~~~ ⊂⊃  |
    | : は |   _______       ⊂⊃   |
    |..: り. |    | 産婦人科 |                |
    | : 灸 |    | 123-4567 |                |
    ̄ ̄ ̄      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      __ _  _ __ __|
______________________ \∧ ∧
   ~~~~~      ~ ~~~~  ~~~\ (゚ワ゚*)
      ∋oノハヽo∈      ~~~   ~~     |||| \
       ( *´ⅴ`)  ~~~ ~~~ ~~  ~ 、'"ヾ;   \
        ~~^~~^~~ ~~      ~ ~   ~~~     \  \
_________________________\  \
_____________________________
LLLLLLLLLLLLLLULLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLULLLLLLLLL|
LLLLLLLLLLLLLLULLLLLLLLLLLLLLLLLLLLULLLLLLLLLLL|





                  ヘ            わ
  ..、                 ヘ.            し  わ
   .\              ヽ、           ゃ  し
      . > 、              >_,==-≦´`ヽ、     /  ゃ
        . > 、                 ゝ、 ノノ
             ヾ::.      ヽ.       (::E彡 <  ))
              ∨       ヘ       ゝ _: : :ミ
         . ( (  ∨.       }:|           `)<\
          ,.:=ニ≧--`‐-ノ:l____ _, -‐ . : : : : : : : :.:.ヽ





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490◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:12:58 ID:93efeb3c





γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
| マッサージするネー?   |
ゝ____________,ノ

        ____
       /      \ _   /  三 ニ =―
    /)─   ―___> `ヽ/      三 ニ =―
    (])(●)  ( (コ__〉__> ヽ   /=―
   (])  (__人__)(コ__〉__>  〉/   ニ =―   あ、ちょっとデッラークさんマジで痛いっす
    (]) u. ` ⌒´ (コ__〉__> ,.'  三 ニ =―
     \      `――'―'"      三 ニ =―
        ̄>ニ/ ̄ ̄ ゴキッ!
          丿 ! `☆




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491◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:18:10 ID:93efeb3c


\人_从人__从_从人_从_人_从_人_从_人__从人_人从ノ/
 > あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!  ..<
/Y⌒YW⌒Y⌒W⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒YW⌒⌒YW⌒WY\



                  _ ....-‐………‐-... _
             /__::.::>''´__::.::ニ- _
           / ̄::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\::.::.::\
           / ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:: \::.::.::\
.        /::.::/::.::.::.::.::.//|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\::.::Λ___
        /::.::.::/::.::.::.::.::./  |::.::.: |::.::.::.:\ ::.::.::.::.::.::.: ∨::Λ   |
.       /::.::.::/::.::.::.::.::./   ::.::.::.|::.::.::|::.::.:\::.::.::.::.::.:: ∨ ::|    |
      /::.::.::.::.::.::.::.::.::.:|     ::.::、|::.::.::|::.::.::.::.:\::.::.::.::.::.|/|    /
    ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::|ノ   \: \::.|::.:\::.::.::.::.::.::.::.::.| :: |  く
     |::.::.::.:|::.::.:┼ベ~|     \::.`ー―:\::.::.::.::.::.::.|/|__)
     |: {::.::.|::.::.::.|__≫=ミ      ≫===ミ_∨::.::.::.:Λ:/  「
     |八::.::.::.::.:: Υ {(:::ハ    〃 { (::::ハ Y | ::.::.::./::./|   |     なんかやたら煩いですけど
    {  \::.::.::|八 乂;;ノ        乂;;;ソ ノ |::.::. /^i/::|   |
       |\{乂_    、             八Λ{ ノl ::|、_|     やる夫さん大丈夫ですかね……?
       |i:.::.:八              u. Λ::.::/ イ八::|
       |i:.::.::.:: \       ,       /::.::.:/::.::./ ::.: |i    まあ良いですけど
       |i:.::.::.::.::.:个  └      イ/::.::.:/::.::./::.::.::.:i|i
       ト|i::.::.::.::. | ::.::}>  -=≦   /::.::.:/::.::./ ::. | ::. i|i
         |i::.::.::.::.:厂/ ̄ノ     / ::.: /::.::./::.::.::.|i:.::. i|i
         Λ ::.::.:///      /::.::.::.: /}/~^''<|i:.::.::.i|i
.        /  \::.{ /       /::.::.::.::.//     \::.::.i|i



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492◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:19:48 ID:93efeb3c






マッサージ師は トルコ語(デッラーク) アラビア・ペルシャ語(ダッラーク)


                               ___
                               ''^~ ̄::.::.::.:´"''::.:´"'::...,
                        /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\::.::.\
                         /::.::.::.::.::.::.:: /|::.::.::.::.::.::.::.::.::\::.::.',
                     /::.::/::.::.::.::.::. /  |::|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::':,::.:',
                       /::.::/::./::.::.::.::/   .|::| ::.: |::.::.::.::.::.::.::.::'::.::'
                    ::.::.::.: /_Λ/   |人_|_::.::.::.::.::.::.|\|
                    |::.|::.::|::.:|/ ̄`    ´  |人::.:: |::.::.::.:|二| ̄\
                    |:人::.::.ィ灯)心    ィ灯)下\|::.: :ト|/「  /  あ、ちなみに、マッサージ師とケセジ(アカスリ師)は厳密に違うものです。
       _                 \::.: 乂ツ      乂ツノ 八八|Y::.::厂∨
      {i:i:i:i,              _ノ::} '''  '        ''/ ::.::/  }::./\ノ   現代では同一人物がやりますが、言葉の上では割と明確に分離していますね。
      ∨i:i:i,           ⌒>::.::.::.{           /::.::.::.:/ヒソ:/|
.      ∨i:i:i,          /::.::.::/\   └ '   /::.::./:.ノ:: |::.::.::.|
.       く∨i:i:i,厂|         {/:/::.::.::.:个: .    斗::/ ̄ :|::.::| ::. 八
          厂つi, |         Χ::.::.::./::.:ノ::.:{辷辷<|/ ̄}::.::.:|::.::|::.::.::.::.\
.         〈厂つi:i:, \     /::.::.::.: ;斗ー辷;′;辷「   ̄ ̄~^'く::.::.::.:\::.::\
         〈  Vi:i:i:)  }― /::.::.::.::./  辷;′;辷「        ∨::.|::.::.\::.::\
.         \    ノ::.::.::.::.::.::.::.:/''^゚~~辷;′;辷「~゚厂~^'Y      |::.::|::.::.::.::.::.::.::.:}
          /|  ∨::.::.::.::.::.::./ / r辷′;辷「  |    {   _  -=ニニニ- _::.::.::.:ノ\
        /::.::.|    V::.::.::.::.:/| | r辷′ 辷[ ┌、 _  -ニニニニニニニニニニ\::.::.::.::.}
.        {/::.|     ∨::.::/ | | r辷  ニノ)-┤ |ニニニニニニニニニニニニニニニ\::.ノ
        /::.::.::| / ̄ ̄}    | | r辷 -||( 二| |ニニ/⌒〉ニニニニニニニニニニニ\
         {::.:/〈    /'     |, -ニニニニ|| \ノ  \/  /ニニニニニニニニニニニニニ}
        ∨  ∨        八二ニニニ└\       /ニニニニニニニニニニニニニノ
            {      {_\ニニニニニニニ\    ノ >ニニニニニニニニニニニ-
               \__ _/ {_ ,. \ニニニニニニニ> (C)   ̄}⌒\ニニ‐
                  /    \ニニニニニニニニニ\ _ノ   }
                     /   /     ‐‐ニニニニ‐‐  {      ノ


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493◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:22:18 ID:93efeb3c


ケセジ達は、脱毛剤(石灰と砒素を混ぜた塗り薬 アラビア語ダワー ペルシャ語ヌール トルコ語オト ギリシャ語的フルズマ)をぬってアカスリ。
あるいは床屋が散髪屋髭剃り 瀉血(静脈に張を指したり 昼などで悪血を体外に出すこと) 体毛除去 軽石で足の裏を削る




                        ___
                 ,...::.::.::.::.::.::.::.::.:\ ̄\
                  /::.::.::.::.::.::.:'^~ ̄ ̄::.::.::.::\
              ,::.::.::.::.::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.',
                /::.::.::./::.::.::.::./::.::.::.::.::.:/::.:|::.\:',
.       ____/::.::.∨::.::.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::',
      {      | :: ∨::.::.::./::.::.:/::.::.::.::.::.::./|::.::.::.::.::.
      {      |: ∨ ::.::.:/::.::.:/::.::.::.::.// |::.::.::.::.::.|
       \     |::.:|Λ|::/::.:/:: ̄><_     |::.: |::.::.::|
       |     |::.:|[ lΛ/ x-冬ミ       ー|‐::.|::.::.::|    ちなみに、こうした人たちは単にマッサージやあかすりだけでなく
       |   八:乂 |::.::.::.| 乂 ッ    x失ミ:ノ|::.::.::|
         \  /::.::.::.::.:|::.::.::.| '' ̄     [ ッ ィ 人/|ノ    散髪屋、脱毛、瀉血などもかつてはしていました。
          ∨ ::.ノ::.::.::|::.::.::.|        ` ''Λ:|
.         /::.::/::.::.::.::|::.::. ノ     ⊂つ .ィ|::.::.|       これも現代ではあまり見られなくなっていますがね。
        /::.::/::.:/::.::.:|::/   {> ≦::.::.:|::.::.| 
.       /::.::/:/⌒{ ̄{     >rーrへ::.リ::ノ
      /::.::/::{    { ̄{      }_}  ∨::\
.     /::.::/::/{     { ̄{       }_}    ∨::.::\



.


494◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:25:16 ID:93efeb3c


ペルシャを旅行したジャン・ジャルダンの17世紀ペルシャハマムについての記述
「浴場の湯が垢や脂肪で表面がおおわれているのに、気にせず入るのは梅毒などの元になっている……」

            __ -‐……‐- .,
         /::.::./::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\
.          /::.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`、
         /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::`、
.        /::.::. | ::.::.::.::.::.::.::.::.: | ̄ ̄~^''<_/^Y
       |::|::.:|:|::.::|::.::.::.::.::.::.::.:|      --{ }  |
       |::|::.:|八::|::|::.::.::.::.::.:: |      ノィ   |     ちなみに、これは完全に余談ですが
       |::|:斗―:|Λ::.::.::.::.::.::.\    / |\_|
       |Λ:| _炸Y::.\::.::.::.::.::.::.::>:イ   Λ  \      かつて中世のハマムは汚かったと言われています。
.        _ノ リ , ::.: | \::._/::.:| /: Λ  |
       {  '' |::.::.:| ノ ::.::.::.::.::.:: |_ノ::.::. Λ_|
       人   |::.::.:|イ ::.::. |::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\      ※ぶっちゃけ現代のマグリブ地方のも汚いです
.          ヘ__|::.::.:|:|::.::.::.:|::.::.::.::.::.::.::.:\::.::.::.::.::.::、
        /  |::.::.:|:|::.::.::.:|::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\::.::.::.::.:、
.        _{,.斗―|::.: ノ::.::|::.::.|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:、
       ;´    |/::.::.::|::.::.|::.::.::.::.|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::、
       {      /::.::/ :: | ::.::.::.::.::.: |::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.|
      > .,  /::.::/::.::.::|::.::.:/::.::.:: |::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.|
        {   ∨:/|::.::.::.:∨:/::.::.::.: |::.::.::.::.::.::/::.::.::.::.::Λ|
        {   {/ |::.::.::.::./::.::.::.::.::|::.::.::.::./|::.::.::.:: /::.:ノ
        {/     \::.::.:/::.::.::.::.::. |::.::./ /::.::.::.:://
      /          ̄| ::.::Λ::.::.:|/   /::.::.::.::/




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495◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:29:46 ID:93efeb3c



\人_从人__从_从人_从_人__从人_人从ノ/
 > グワアアアアアアアアアアア!!!    <
/Y⌒YW⌒Y⌒W⌒Y⌒YW⌒⌒YW⌒WY\


                --‐‐/' ‐‐-
            ./    ソ--     \
           ∠‐       '''''''''' .、   \
         /              \ 、 ヽ
        /                 ヽ ヽ亅
        /        /1      、    ヽ‐‐ヽ ̄ 7
       /     /  /  、      `、   1. │``
       .|   ../ /!  /   '、 、 卜   ヽ  l ,/〉ヽ
       .|   .j_./_L,/    、 ヽ-┼-  |  │/.∧ ヽ
       |│ .|レ  l/      ヽ|`ヽ! \ .| /」/ .∧ /    これ、なんで油が浮いても水を交換しないのか。
       | ヘ │ョョョョョョ、    .ェョョョョョョヘ│/‐!'ヽ/ .∨
        ││ .|::::::「゙     .|:::::::|  ソ1/  l  │     これハディース(予言者等の言行録)にですね。
         ヽ|.゙!  ゝ_/       ヽ_./   !/|  ./  │
         │ヽ               !  |イ│゙、 │    「コッル(350L)以上の水は穢れを持たない」とされているからなんですね。
    _..--- 、 1 ヽ           U 丨 ,' | │ ヽ  |
   '´    ´゙1ヽ  |\    ヽ/   / │ / \|  ヽ |    実際の水の清潔さと宗教学上の清潔さの差があることによって、生じたんですね。
          l ∧l/丶 ..,___,.. '´   !/  :''/\    |
    ''-      ヽ‐7 l   ヽ _丿  .___/゙  _.//  へ  |
     ^'''' _,,........'....l,,_ `t   \   /  ___ノ/ / │ 
      ヾ.⊆二二''‐斗゙''1   人´  /  / /   /



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496◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:32:55 ID:93efeb3c





                ,...::.::.::.::.::. ̄ ̄ ̄\
            /::.::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::\
          _/::.::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::\
       / Λ::.::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:
       /    ::.::.∨::.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::Λ::.::.::.::.::.::.::.:
       \   |::.::.:|::.::.::.:|::.::.::.::.::.::/::./  |::.| |::.::.::.::.::.|
       {   |::.::.:|::.::.::.:|::.::.:/|::./|::./   |::.| |/::.::.:: |
         \_|::.::.:|::.::.::.:|::. ー|/--/   | イ|__|::.::Λ|    やる夫さんがうるさいですが、
            |::.:八::.::.::.|::抖羔ミ     ィf笊人/
            |::.{  \:N(  |___ノ     └┘イ: |      最後にハマムと医学の関係について
            |::.::\|::.::.|〉        '    八::|
         八::.::|:|::.::.込 u.   , 、  イ ::.: |      4体液素説について考えてみましょうか。
.         /::.::.::. |:|::.::.|::.|::≧       <::.|::.::.::|
        / ::.::.::.: |:|::.::.|⌒ソ      | ̄\|::.::.::|
.          ::.::.::.:/ ̄|::.::.| 「         Υ  |::.::.::| `ヽ
          |::.::.::   八 :|\___ /  人::.::.|  |
          |::.::.:|    \  \         \|  Λ
          |::.厂\   \     __/      /:::::〉



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497◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:34:56 ID:93efeb3c




.              /      . : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
            ´ / . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: ::`,
           ___,/   ´ . : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :: :: :: :: :: ::´,
.         |¨/  . .: :: ::/: : :/:/ / :/ /: : : : : : : : : : : : : : ::´,
.         |/ . .: :: :: ::/__/| :/ / : ′,′:′ : : : : : |: : : : : : :´
        ,′ : : : : : // ` |/ i :/  ′厶:!: .:| : i : |: : : : : :: ::i
          {  : : : : ::/{__,    丶|/  i :/⌒i : :| : i : |: : : : : :: ::|__
         ': : : :: ::仆=卆=ミ      |/  八: :| : i : |: : : : : : :::|¨}
          [\; ; : ,小 r┘ _) `     ‐‐- `:| : i : |: : : /:: :: :| :}
          [_:_乂|: : | _乂辷ン      竿ミト, | : i : |: : /:: :: : :|∧   「4体液素説」というのは
          | : :i: :|∧| , , ,         r┘_) _}〉: ; : ::|: /: :/i:: ::|
          | : :|:i:圦       ′   弋辷ン/: :/: : ::|/: :∧i: : |
          | : :|:| : : :..             , , ,  厶イ:{: : 八 :∧i:i: : |     人間は血液、黄胆、黒胆、粘液の4つから構成されていて
          | : :|:ト、 : ;心、   ‘ ’      勹八{/|: ::/i:i:i:i: : |
          | : :|:|: :\ 「   、__     ィ: : : :: :: i:i:i:i:'^Y i:i:i:i: : |      このバランスが人間を成り立せているという説です。
    -─┬‐| : 从_:_:_:ソ       / : :|:: :: :::,'´|i:i:/ ,′.:i:i:i:i : |
  /    ^V⌒!__厂]「´       ,′: :|: : : ::i |i:/ /. . ::i:i:i:i : |
. /      :/ ∧_,厂}|        _人_j__:|: : : ::| |/_,.厶: : ::i:i:i:i : |     ……逆接するとバランスが乱れると、病気になるという説ですね。
/      :/ ∧__ 厂}ト、__     __,,ノ¨ ̄} ̄}r-'´)^ -‐ ∨::i:i:i:i : |
     .::/ ∧____厂〃⌒¨∨¨⌒ヽ__厂} ̄}| く /  __. }: :i:i:i: : |
    .:::/ ̄ ̄V⌒!__{{__ __只__ __}}__厂__./|   `i__/  '::i:i:i: : |
    ::厂 ̄\ノ , ′厂¨゚7/ | 「゚¨Ζ _厂}八   {  火⌒i:i: : |
   _,′‐‐- | 〈  ′○{:{__| |厂__厂__,/^{{\_ __/⌒Y^|:i: |
\__{{  ヘ.,_}┘,′   /¨¨| | .厂 f'⌒  ii⌒Y⌒Y⌒^人|:i: |
  ::ⅱ   ‘, ,:′ ○ / ___,|_|_厂 __}   ∧_人__,    !i |
Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒l__ __/⌒Z...ノ⌒Z⌒ヽ  / ∧        ’:i |




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498◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:38:40 ID:93efeb3c





※4体液素説とハマムの擬制化
血液→春→熱湿→中間室
黄胆→夏→熱乾→熱浴室
黒胆→秋→冷乾→脱衣室
粘液→冬→冷湿→第1室




                     ____
                 ,..::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶、
                   /:.:.:./:.:.:.:.:.:.:⌒\:.:-―- .,
                 /:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.                / :.:./:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
               Λ:.:/:.:.:/:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.|  |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
               {\:{: /:.:.:.:.:.:/:.:.:/:.:.:.:.:. ノ  |:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:|
           / |:.:.:.{/:.:.:.:.:.:/:.:.:/:.:.:.:./   |: ノ |:.:.:.:.:.:.:.:|
          /( |:.:.{:.:.:./ :.:{ :./:⌒\    /⌒:.:.:.:.:/:.ノ
.          {     |V⌒∨:.:.{:.笊うハ㍉   r笊う㍉| Λ/   さて、この説がなんでハマムに関係あるかというと
          \  | | {八:.: { 乂'ツ      V(ツ,,八
.             {  |:.:\/:.:.\        、    /:.:.|     何回か前にお話しした、ハマムの構造はこの
.             >、 |:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.             八:.:|
            /   八:.:.:|:.:.:.:.:.:.:\    '  `   イ:.:.:.:.:\_  4体液素説に擬制化されて作られているんですね。
.           ⌒∨/:.:.:.:.人:.:.:.:.:.:.:.:.}≧  _ <:.:.:.|:.:.:.:.|:.:r'⌒
               / :.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:|:ノ   ト<辷_:.:.:.|:.:.:.:.|:.:|
            // ̄ ̄ 辷〉}ノ人     )ニ}⌒|:.:.:.人ノ
           //      辷〉 ⌒>辷辷少゚  ノ/ \
          /:.:/   \   辷〉/  //Λ \辷ノ   }
.      /:.:.:..           辷\__/// Λ_ノノ    Λ\
.     /:.:.:.: /       }   └辷辷辷辷辷┘     Λ:.:\_
    /:.: /:.:./       /                   ∨   Λ:.:.:.:.:ノ
.   {:.:./:.:./       ∨                     }    ____
.    乂{:.:/  ⌒\  ノ                    厂\/::::::::::/
.      ∨   __}く{                     /  /::::::::::/
     {        >''"⌒\/ ̄ ̄ ̄/    {  ⊂ニニ ) }
      \       { 二二二つ:::::::::: /     ∨⊂ニニノ/
.         \    〈  __/::::::::::::::::/____⊂ニニノ―――――――
________ ̄\_{  ー‐/___/
                `¨¨¨.          ____
                              \      \__
                              \      \  \
                              \      \  \




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499◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:41:09 ID:93efeb3c





                ______
             /:.:.:.:._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.              /:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ̄\
           //:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
          /  |:.:.∨:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
        {    |--:|:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.: 人:.:.:Λ:.:.:.:.:.:|
        {    |:.:__|:.:.:.:.:.:/:.: /|/   |/ ̄|:.:.:.:. |
.            ̄{__|「ヽ|:.:.:.:|/:.∠__    __|:.:.:.:. |
              |l  |:.:.:.:|  ̄∩     ∩ ̄ノ:.:.人|    例えば、風邪を引けばそれは 熱乾の要素が足りないということ。
              |:\NV:|   ∪     ∪ イ/
            八:.:.:|:.:.:.:.ヽ            j:〈      つまり夏の要素である黄胆要素を持つ熱浴室で汗をかく……
.            /:.:.:.: 人 :.:.:.:|          イ:.:.|
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:|)  ≧=≦ :.:.: |:.:.:|
.          /:.:.:.: __/ {∨    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉  そうした治療方法が真剣に考えられた時期の産物なんですね。
         /:.:.:./ : :: :{   \    /       p       /
┏━━━━━━━━━━┓\ /      ( ̄)      /
┃   資料を確認中。  ┃ . /                /
┗━━━━━━━━━━┛ /                /
         |: 八:.|.: : : :. :. :. :.__/                /
         |/  \ /: :/: {  二 ノ        {  ̄\




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500◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:45:01 ID:93efeb3c





                ______
          ―――:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.         /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\__:.:.:.:.
      /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:.:.:.:.
.      /:.:.:.:.:.:.:.:Λ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.
     | :.:.:.:.:.:.:. | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.: ̄
     |:.:|:.:.:.:.:.:.:|  :.:.:.:.:l\:.:. \ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:
     |:.:|:.:.:.:|:.: |   \:.|  \_:.:.ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
     |:.:|:.:.:.:|⌒ヽ   ^\ ̄ \「 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:
     |:.:|:.:.:.:| _        ___\: | :.:.:.:. |:.:.:      同じことは中世世界の料理にも言えますね。
     |八:.:.:.|{⌒{㍉、     广¨{:し勹⌒j| :.:.:.:. |:.:.:
     | \{\ V:.:}       V;ン  ノ:.:ノ:.人|:.:.:     香辛料を大航海時代にみんな夢中になったのも
           |:.:〉  ̄        '' ″ イ:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.:.|  `           u  /|:.:. /.:.:.:.:.:     この説が少しは影響しているかもしれませんね。
           |:.人       _    /:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.[\  ~⌒^~     |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.|  |\  _  -≦  |:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.: ノ 人:.:.:.:.:.:.:.: |    |:.:.:l\.:.:.:.:.:.:
           |/     \>⌒   /\|  \:.:.:.:
               /-/     /   _/ニニ:.:.:
              /ニ∨    /  _/ニニニ\:
             [ニニ/  /  _/ニニニニニニ
.            /[ニ∨__/ _/ニニ/ニニニニニニ
           /-[ニニ| /ニニニ√ニニニニニニ



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501◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:47:19 ID:93efeb3c





\人_从人__从_从人_从_人__从人_人从ノ/
 > ギョエエエエエエエエ!!!     .<
/Y⌒YW⌒Y⌒W⌒YW⌒⌒YW⌒WY\



                ,...::.::.::.::.::. ̄ ̄ ̄\
            /::.::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::\
          _/::.::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::\
       / Λ::.::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:
       /    ::.::.∨::.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::Λ::.::.::.::.::.::.::.:
       \   |::.::.:|::.::.::.:|::.::.::.::.::.::/::./  |::.| |::.::.::.::.::.|
       {   |::.::.:|::.::.::.:|::.::.:/|::./|::./   |::.| |/::.::.:: |
         \_|::.::.:|::.::.::.:|::. ー|/--/   | イ|__|::.::Λ|
            |::.:八::.::.::.|::抖羔ミ     ィf笊人/     ……いい加減うるさいですね。
            |::.{  \:N(  |___ノ     └┘イ: |
            |::.::\|::.::.|〉        '    八::|     そろそろマッサージ辞めて、脱衣・休憩室でチャイでも飲みながら休憩しますか。
         八::.::|:|::.::.込u.    , 、  イ ::.: |
.         /::.::.::. |:|::.::.|::.|::≧       <::.|::.::.::|
        / ::.::.::.: |:|::.::.|⌒ソ      | ̄\|::.::.::|
.          ::.::.::.:/ ̄|::.::.| 「         Υ  |::.::.::| `ヽ
          |::.::.::   八 :|\___ /  人::.::.|  |
          |::.::.:|    \  \         \|  Λ
          |::.厂\   \     __/      /:::::〉



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502◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:50:53 ID:93efeb3c






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             やる夫で学ぶレンティア国家論

          第七話 レンティア国家における労働市場

        湾岸エスノクラシー:松尾の湾岸諸国研究を事例に

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                              / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                              | 思 完 橘
                              | い 璧 流
                              | ま な  ク
                              | す 出 
             ___ 入    _/^ヽ,       |    来  ス
            /∴}メ∴Y⌒ヽ7∴∵iー7.^ヽ,  |    だ 
          ,ヘJ∵_ノ辷ニ冖⌒ヽ ̄`ヽ辷ヾ_∴ } !   と   ク
         ん∠^∠^ヽ∠^∠^ヽ∠^∠^ヽんJ 1       ス
       ,ィ≪三^^=-三三三ミミx≦三三ミzニニヘ \     で
      ,ィ三三=- 彡∠^ヽ彡三三三 =--ミ=ニヾゞ ヽ     す
     ノ'/;:ヽ-ニ三三=-三/⌒ヽニ三三ニニr⌒ヾ三ミん `ー‐‐‐ヘJ‐'
   ,ィ彡〈∴∴iΞミゝ、  ,ィ∴∴ 〉三У 三{ ∴ Y三三ヘ
 __λ三=,ヾ∴;ノ≧=‐ 彳彡ヾ、∴厶≠三三圦∴_丿_三三j
 ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_ノ
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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503◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:57:00 ID:93efeb3c


―普通ハマム 休憩室―

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|それじゃあ、脱毛もやりたいんだけど
\                   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄∧_∧ <女性ケセジもいますよ
               (゚Д゚,,)  \_______
        ∧_∧  φ  ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(  ´∀) ̄□ ̄ ̄Θ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_____(    つ_____[番頭]_________
        | │ |         ┌─────────
─────(_(__)─────|チャイ飲もうぜ
                         └──y───────
                 ∧_∧
                 ( ・∀・)   ∫ ∬_      __
                /(    つ /旦 ̄旦/| (・∀・ )/|
                | ⌒ヽ  ヽ. /      /  /___/./
                |__|_)_)| ̄ ̄ ̄|   |___|/




                         jI斗一
                     ア゚      r‐===―――
                     ァク‐┴┴─┴───
                     ,'    ,イ {L ̄ ̄j     ,j
                   i    {{  `` ー─┬─‐┬──┬
                     ¦   ゞー__  。oイゞr一''    ' __
                  ‘, _,, ...__・ ̄      ̄|匸 ̄厂
                    ¦ ,ィ   ~"''≪        ̄ ̄ ̄ ̄ 厂 ̄
                  _У       `寸          ァ(
                   / ';     ,, r‐  ',       _,xく
         _j幺ェェォ__イ__,:ノ. r㎡_       ア_幺孑ヤ升
       ,,。*''“゚      j´。厂゛>、  うぅ==七"
    ,ィ'”    ..: : '⊂⊃ ノo゚イ .   寸
   〃  . : '       χ イ{  ゛ :.   マ
   {{ .0o 。  ゜  ζ δ  ゚  :. リ
   “t。  ゚    c。 λ .。廴   s  ;,ィ(、
  /∧(h。      ゙^ ~  ‘’ ,+`,らヘ
  た//,   う≧=ー-- 一=≦   八/ム
 £///: ,                  ,:'////}
  Ⅵ///_ゝ、,          . イ////Ⅳ
   ゞ//////≧ぃzッzzャぉI〔///////
    `'≪////_///////////__j彡''’
         ̄ ―--=‐━   ̄





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504◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 10:59:54 ID:93efeb3c





γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
| マッサージで大分苦しんだようですが、チャイの方どうぞ。 ....|
ゝ__________________________,ノ


                                           〈,マ ' ,    、,, ,≧/
         :::..        . . . : :::(                 __  -‐-´  ゙マ、\  ≧/
         ::: ...          ::::::.               ァ´            ゙マ、≧,/
          >-::::... .. .     :::::.              ′              ∨ ̄
           {               i           /     ,  -‐-、,,       }
           、            ,′      /    /.:/     ヽ,      i
           ヽ:::. . .  . . . ..:::‐<          /   / .::;イ!     i     ,′
               〉         )      ノ   /l .:::l::!!     /  ..:: :/
              (::.        /         ト, __,,イ l .:::::l::|'     {  . :::/
            _≧=======≦_     ((       ト、__ノ´    ≧=‐′
            i ‐---= =---‐ ゙i
            |          └─‐‐、
            |         ┌‐‐‐、::.ト、      __
            |         |    ::....:            |
            |            .|     }::. .:i       __|
            |         ::|    ..::...::             |
            |        . :└‐‐‐'...:::/             ト、
            |    . . . . . : ::┌─‐‐ '                 |
                `ー─────'                         リ
               ::::::::::: :: :: : : . . . .                         o  o  o
                    :::::::::: :: :: : :: : : . . . .
                  :::::::::: :: :: : : :: : : : : : . .





       ____
     /;:#;:;:;:;:  \
   /  _ノ   ヽ_  \    あーありがとうございます教授。
  /  (―) (―);#;:;:\
. |;#;:;:;:  (__人__)   #  |  ……ってかこのマッサージ効くんですか?
  \ //  `⌒´ ;:;:;:;: ,/
  /     ー‐    \




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505◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 11:03:44 ID:93efeb3c






                ______
          ―――:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.         /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\__:.:.:.:.
      /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:.:.:.:.
.      /:.:.:.:.:.:.:.:Λ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.
     | :.:.:.:.:.:.:. | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.: ̄
     |:.:|:.:.:.:.:.:.:|  :.:.:.:.:l\:.:. \ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:
     |:.:|:.:.:.:|:.: |   \:.|  \_:.:.ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
     |:.:|:.:.:.:|⌒ヽ   ^\ ̄ \「 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:
     |:.:|:.:.:.:| _        ___\: | :.:.:.:. |:.:.:       さあ、どうなんでしょうね?
     |八:.:.:.|{⌒{㍉、     广¨{:し勹⌒j| :.:.:.:. |:.:.:
     | \{\ V:.:}       V;ン  ノ:.:ノ:.人|:.:.:        γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
           |:.:〉  ̄        '' ″ イ:.:.:.:.:.:.:.:.:        | えっ?でもこの人たちプロじゃ……   . |
           |:.:.|  `           u  /|:.:. /.:.:.:.:.:        ゝ_________________,ノ
           |:.人       _    /:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.[\  ~⌒^~     |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.|  |\  _  -≦  |:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:       ケセジとかデッラークとかって別に資格がいる職業じゃないですからね。
           |:.: ノ 人:.:.:.:.:.:.:.: |    |:.:.:l\.:.:.:.:.:.:
           |/     \>⌒   /\|  \:.:.:.:       バイトのBBAやおっさんがやっていても不思議じゃない世界ですから。
               /-/     /   _/ニニ:.:.:
              /ニ∨    /  _/ニニニ\:
             [ニニ/  /  _/ニニニニニニ
.            /[ニ∨__/ _/ニニ/ニニニニニニ
           /-[ニニ| /ニニニ√ニニニニニニ





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506◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 11:07:26 ID:93efeb3c



                --‐‐/' ‐‐-
            ./    ソ--     \
           ∠‐       '''''''''' .、   \
         /              \ 、 ヽ
        /                 ヽ ヽ亅
        /        /1      、    ヽ‐‐ヽ ̄ 7
       /     /  /  、      `、   1. │``
       .|   ../ /!  /   '、 、 卜   ヽ  l ,/〉ヽ
       .|   .j_./_L,/    、 ヽ-┼-  |  │/.∧ ヽ
       |│ .|レ  l/      ヽ|`ヽ! \ .| /」/ .∧ /   まあ、良いじゃないですか(適当)     いや、よくないような……>
       | ヘ │ョョョョョョ、    .ェョョョョョョヘ│/‐!'ヽ/ .∨
        ││ .|::::::「゙     .|:::::::|  ソ1/  l  │
         ヽ|.゙!  ゝ_/       ヽ_./   !/|  ./  │   そ、それよりここで私からの最後の議題を発表しましょう!
         │ヽ               !  |イ│゙、 │
    _..--- 、 1 ヽ           U 丨 ,' | │ ヽ  |   レンティア国家を考える上では重要ですよ!
   '´    ´゙1ヽ  |\    ヽ/   / │ / \|  ヽ |
          l ∧l/丶 ..,___,.. '´   !/  :''/\    |
    ''-      ヽ‐7 l   ヽ _丿  .___/゙  _.//  へ  |
     ^'''' _,,........'....l,,_ `t   \   /  ___ノ/ / │ 
      ヾ.⊆二二''‐斗゙''1   人´  /  / /   /





       ____
     /二二二 \
   /二二二二二 \
  /   (●)  \\] \    (あ、絶対誤魔化したな教授)
. |  u.   (__人__)\\  |
  \     `⌒´   \/    まあ、卒論書くんで重要ですけど……最後の議題ってなんですか?
  /     ー‐    \



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507◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 11:20:22 ID:93efeb3c






                ___
                 _::::::::::::::::::::::::__
              /::::/´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`\
.           /::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
       _____/::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::.
.    /i:i:Ⅳ\::∨:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::八::::::::::::::::::::.
    {:i:i:i:i:i:|::::::::: |:::::::::::::| ::::: /::::::::::::|: /  ::::::::::::::::::::
    ∨:i:i:i:| \:: |:::::::::::::|:::: /|_\::/ |/   |::Λ:::::::::: |
      〉i:i:i:|〉::::::::|:::::::::::::|::x俘=ミ \|   jr ⌒::::::::: |
.    {i:i:i:i:|Λ: 八:::::::: 人( {:::(_ ヽ   _笊~゚Y|:::::|:::|
      \_:j|::::l〉{ (\|\{  乂ツ      {(::ノ ノ八:八|      それは、「湾岸エスノクラシー」ですね。
.        八:|:人辷}::::::|         '`´ /|::/ ノ
        / :::::|:/: `¨|::::::|      _     ;゙ |/        これが一部のレンティア国家において、
.       / :::::: |:::::::::: |::::圦    (   )   人          体制を維持している最大の要素の一つになります。
      / ::::::::::::::::::: 八::::::| >    ̄    イ:::::::
.     /::::::::::::::::::::::/:::::|\|.    {>-< |:::::j
    /::::::::::::::::::::::/ ::::::| ..._\ ...⊥..._     | :: /
.   /::::::::::::::::::::::/:::: |:人__  ̄  _.j>、  |: /     /ニ=-  _
  /:::::::::::::|::::::::/::::::::|:::|⌒   __jノニ=-‐㍉ |/     //  ̄  -=ニニ=-
. イ:::|:::::::::::|::::::::::::::::: |:::|__jノ⌒:ア´     ´_      //        ̄ 7/
 |:: |:::::::::::|::::::::::::::::: |::八:i:i:i:iァ′       ´_     //         //
 | 人:::::::::|:::::::::::::::::: /:i:i:i:i:i:7       ...,, __}_   //         //
    \:::|::::::::::|:::: /:i:i:i:i:i:i:{             } //         //





     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \    「湾岸エスノクラシー」?
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /



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508◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 11:29:07 ID:93efeb3c






          _ ''^゚~ ̄.::.::.::>―
.          /::/::.::.::.::.::.::.::.::.::\::.::.::.::.::.\
       /::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.Λ::.::.::.::.::.::\
      /::.::/::.::.::.::.::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.::Λ::.::.::.:\::.::\
.     /::.::/::.::.::.::.::.::.:/:|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::∨::.Λ
    /::.::.::.::.:: |::.::.:: / Λ::.:: 斗―‐ト::.:|::.::.::.::.::.| / | ̄\      「湾岸エスノクラシー」……ここからいろいろ議論しますが、簡単に言うと
     |::.::.::|::.::.::|::斗―   \::.:|::.::.::.|::.::.|::.::.::.::.::.|::.::./|    |
     |::.::.::|::.::.::|::.::|/     \ ≫==ミ|_ : Λ|::./::.|    |
     |::.::.::|::.::.::|::≫=ミ     〃 _) ノ}'⌒::/〈::.::/::./\ /
     |::.::.::|::.::.:〃 _)ハ       ,,乂^ソ ::.::.|⌒∨::Λ 厂      外国人と自国人との労働条件や雇用の難易度に
     |::.::.::.:⌒弋,, 乂ツ      ////::.::Λ|   }/::.∨       格差をつける(自国民に優遇する形で)ことで、自国民/移民の区別を設け……
     |/\::.::.::.:\ ///`       厶イ::.::/ /::.::.::.::|
.         `Τ::.i⌒            /::.::.:/ ´::.|::.::.::.::.|
          |::.:八     '      /::.::.:/::.::.::.:|::.::.::.::.|       それによって、他の諸問題を外部化して、体制維持を図るようなシステムを指します。
          |::.::.:/>          |::.::.::.|::.::.::.: |::.::.::.::.|
          |::. 〈::.:/::.::.::≧ーr< |::.::.::.|::.::.::.: |::.::.::.::.|
.         乂( ∨r――./    |八 ::|__::. |::.::.::.::.|\
        / ̄{_  \        \ 人::|\::.::.::.::.::\
       /⌒  {_  /\     /    _}::.::.::.::.::.|
.       /     {_    /\_./\   _}Λ::.::.::.::.|
    //     {_     /  /二二二二二二二二二〉
.  _/::.:/       |  {___        /二二二二二二二二二/
  ⌒¨ 〈      |   {_    /二二二二二二二二二/
.   /::.\    |/   {_  /二二二二二二二二二/
   |::.::.::.:|\          {_ /二二二二二二二二二/
   |: |::.::.|    「      / ./ニ>''^~ ̄    ~^つ 二/
   |八::. |     \_/  .//           ノニ二/
     ヽ|      )'´   {__./ ̄ ̄ ̄ニニニΛ
.        |     /         )ニニニニニ二/ |
        \            /ニニニニニ二/  〉


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509◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 11:35:57 ID:93efeb3c



          ___
         /      \
       /   ⌒   ⌒\
.       /   ( ●) ( ●)\   ん?でも移民と自国民の労働に差があるのは、ある意味当たり前のような…?
     |   u.  ⌒(__人__)⌒ |
.      \     ` ⌒´   /   日本だってそうだお?
     /⌒           ヽ
.     |   ヽ__     _ ',
     :、_     )  ( ̄ _丿
     |   /  ̄`i  / ̄  `i
     |      |     ,    |
    ∧ |     |__/     /
.      `ーヽ _ |   |  _/
.        (__)  、__)





             -< ̄ ̄\――
.        / :::::::::::::::::::::::::::\::::::::::\
.       /::::::::::::/::::::::::::::::::::::: ∨::::::::::',
.     /:::::::::::/|Λ::::::::::::\::::::::::|―::::::::|
     {::::::::: /八  \<⌒\::: |::::::::/| \
     {::::::::::⌒    x==笊ミ|::::|::/ : ノ二 |
     人:::::::y'笊     Vリ八N'⌒V::::|二ノ   もちろん、その通りです。
      \::ハ リ     ,, ,/:::::::|,ノ ノ::::::|/
          /::{' ′     / :::::: 厂::::::::::|\   ですが、このエスノクラシーは色々な前提や条件が重なって他とは違うことを示しています。
.         /:::人  -  /::::/:: ノ|:::::::::::::|二}
        /::::::::/^丶 _/::::// |:::::::::::::| ̄   レンティア国家論では、あまり配分のやり方に触れていませんでした
.      :::::::::′   ___{:::/-< |:::::::::::::|\   この湾岸諸国特有の労働市場に基づく「湾岸エスノクラシー」を見ることで、その違いを見ていきましょう。
.       人:::::|   / 人{   `|:::::::::::::|:::::::.
         ヽ|.  〈 /      八:::::::::::::::::::::|
             ノ//⌒      \:::::::::::::::|
           / /     ∨  ∨:::::::::|
         / /      /    | :::::::::|
          { {         /     .| :::::: ノ


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510◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 11:38:51 ID:93efeb3c


1、エスノクラシーについて


マズルイによるエスノクラシー定義
「民族的差異によって支配エリートと被支配集団の間に境界を設定をし、エリートを特権化し被支配者集団を排除する政治システム」

                               ___
                               ''^~ ̄::.::.::.:´"''::.:´"'::...,
                        /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\::.::.\
                         /::.::.::.::.::.::.:: /|::.::.::.::.::.::.::.::.::\::.::.',
                     /::.::/::.::.::.::.::. /  |::|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::':,::.:',
                       /::.::/::./::.::.::.::/   .|::| ::.: |::.::.::.::.::.::.::.::'::.::'
                    ::.::.::.: /_Λ/   |人_|_::.::.::.::.::.::.|\|
                    |::.|::.::|::.:|/ ̄`    ´  |人::.:: |::.::.::.:|二| ̄\
                    |:人::.::.ィ灯)心    ィ灯)下\|::.: :ト|/「  /
       _                 \::.: 乂ツ      乂ツノ 八八|Y::.::厂∨    ということで、本論に入る前に
      {i:i:i:i,              _ノ::} '''  '        ''/ ::.::/  }::./\ノ
      ∨i:i:i,           ⌒>::.::.::.{           /::.::.::.:/ヒソ:/|       エスノクラシーとはどういうものか……
.      ∨i:i:i,          /::.::.::/\   └ '   /::.::./:.ノ:: |::.::.::.|
.       く∨i:i:i,厂|         {/:/::.::.::.:个: .    斗::/ ̄ :|::.::| ::. 八       ウガンダ政治を研究したマズルイの定義が上記になります。
          厂つi, |         Χ::.::.::./::.:ノ::.:{辷辷<|/ ̄}::.::.:|::.::|::.::.::.::.\
.         〈厂つi:i:, \     /::.::.::.: ;斗ー辷;′;辷「   ̄ ̄~^'く::.::.::.:\::.::\
         〈  Vi:i:i:)  }― /::.::.::.::./  辷;′;辷「        ∨::.|::.::.\::.::\
.         \    ノ::.::.::.::.::.::.::.:/''^゚~~辷;′;辷「~゚厂~^'Y      |::.::|::.::.::.::.::.::.::.:}
          /|  ∨::.::.::.::.::.::./ / r辷′;辷「  |    {   _  -=ニニニ- _::.::.::.:ノ\
        /::.::.|    V::.::.::.::.:/| | r辷′ 辷[ ┌、 _  -ニニニニニニニニニニ\::.::.::.::.}
.        {/::.|     ∨::.::/ | | r辷  ニノ)-┤ |ニニニニニニニニニニニニニニニ\::.ノ
        /::.::.::| / ̄ ̄}    | | r辷 -||( 二| |ニニ/⌒〉ニニニニニニニニニニニ\
         {::.:/〈    /'     |, -ニニニニ|| \ノ  \/  /ニニニニニニニニニニニニニ}
        ∨  ∨        八二ニニニ└\       /ニニニニニニニニニニニニニノ
            {      {_\ニニニニニニニ\    ノ >ニニニニニニニニニニニ-
               \__ _/ {_ ,. \ニニニニニニニ> (C)   ̄}⌒\ニニ‐
                  /    \ニニニニニニニニニ\ _ノ   }
                     /   /     ‐‐ニニニニ‐‐  {      ノ



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511◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 11:42:49 ID:93efeb3c





エスノクラシー定義

「支配エリートが、自らの身体的特徴や文化的規範を国民の本質と断定し、これに当てはまらない集団を政体から排除し境界線を設け、
それを支配/被支配の境界として設定・運用される政治制度」



                 ____
              ,...::::::_::::::::::::::`:::..、
            ,..:::´ ̄::::,::::::::::`ヽ、:::::::::::::ヽ
           /::::::::,::::/ヽ:::::::、:::::::\::::::::::::',
         /::/:::/:/::/   Ⅵ:: |::{:::::::::\:::::::::
        ,:::,::::/:/-/、   {::{斗ム::::::::|:::|::::::::|、
        |::{::::Ⅳ _{      ヾ \}\:::}:::}::::::::}_ ヽ  もっと広げると、「エリートが自分の文化や体の特徴を=国民にも当てはまると考え
        {:∧:::l,ィ雫ミ、    ィ雫ミ, Ⅵ/-、:::, \)
          从l ゝVソ      V(ソノ /::}'/ ,::::|   〉  それに当てはまらない人々を排除することで
          /:::.    '        /:::/_ノ:::: |   {
            {:::人    、__,    /:::/::::::::::Ⅵ\_ノ   エリートと同じ特徴を持つ国民を特権的階級とするようなシステム」です。
           |::/ |::::...     イ{::/:::|:::::::::::\ }
           |:{ 「 ̄┼`´╋┼ 从-、:::::::::::::::::∨
           ゝ} 乂╋┼╋┼╋┼╋ 、::::::::::::::::.    なにか、このような例の国を知っていますか?
         / / \╋┼╋┼╋イ ∧:::::::::::::::}
           Ⅳ    /` ー―― ´ /  ,::::|:::::::::|
         ,:′   l{={}=     ,     |::::|:::::::::|
          {    /      /    ,:::::|:::::::::|
         |     ,′       /    /::::/::::::::/
        :    〃={}=    ,:      /::::/::::::::/
          {   {l       /    /::イ::::::/
          ∧   ||     /    /´/::イ
       ,   \ l{     /    /  ̄´
        /    ` |!   /    ∧
     /     ∧  /    /  \





          ____
        /   ― \
.     /   (● )  ヘ\
     |   (⌒   (● ) |     んーえっと白人以外を区別した、アパルトヘイト期の南アフリカとか?
      ヘ     ̄`、__)  |
        ヽ           |
      , へ、      _/
.      |          ^ヽ
.      |      1   |



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512◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 11:45:10 ID:93efeb3c


エスノクラシーの例
・「人種」に基くエスノクラシー(アパルトヘイト期の南アフリカ ヒトラー時代のドイツ
白人やメスティーソが現地人を支配するボリビアやグアテマラ)
・民族的区別に基づくエスノクラシー(バルト三国のロシア人排斥、グルジアにおける少数民族の同化 スリランカにおけるタミル系排斥)
・言語や宗教に基くエスノクラシー(イスラエル)
・出身地域に基づくエスノクラシー(タジキスタン、カザフスタン、ウズベキスタンなどの旧ソ連圏の一部の特定地域出身者の優遇)




                       ,.   二二二丶、
                        / /           \
                      / /       }     \
                   /ー/          / \       ,
                  /|ー;       / /    )ハ    ′
                ノ(_/|ー!    /⌒メ     '⌒ ,   l|    はい、その通りです。アパルトヘイト期の南アフリカは
               {   |;|l /〃テhミ、   ィhミ、}   从
               {\ | {乂| 从t::り      tり 从/     「人種」に基づいて、白人/非白人を支配/被支配の関係に置きました。
                   \__八\|  \.:.:.:.    , .:.:.:./|ノ
                    //  八   :.  、_,    ノ |       他の例としてはイスラエルやスリランカなどがありますね。
                  //,;     \ }ト   _,,. イl| |
               // ,;     \)八   {ーrヘ丿人
             // .′  /⌒ Yニ\__ノニ人(  :,          ノ)_
               〃  ;   ; ⌒丶 } |(⌒(_艾_) )}( 八      /ノニヽ}
              |l  |  i {    ノ人\_〈八〉/ノ Y ^,     / (r、ヽ}ノ
                  、 |  | :,     { `ー―‐ ´  |  L    ;    /
                  \|  |  ′    ,           ノへ、 } / / ̄
               乂八  } \ ′   /|  / 二Y/  /
                  )ハ|    \:,  / ノ_,ノ(   -、}    /
                     |   /⌒ニ=‐ ⌒Y )ノ(ノ   /
                         \__           |  ) \_/
                          )ー一……ー=ミ _八
                     ノ      /       }
                    /^ ー=ニ       _ノハ
                     八        ̄ ̄ ̄  }
                      .′ }ト   ニ=-------=  '(
                  ;  /    \   ノ   {   ',
                    j/         Y    \_八
                    ;(          \{/        ハ
                     人\_____,,/}\____/ 人
                      ⌒)乂_乂_乂_乂x个x乂_乂_乂(⌒




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513◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 11:53:56 ID:93efeb3c





            ____
          /      \
         / ─    ─ \
       /   (●)  (●)  \    なるほど、なんとなくわかってきた気がする。
       |      (__人__)     |
       \     ` ⌒´    ,/    民族とか宗教で、大統領とかが違う奴らは差別するみたいな感じ……
r、     r、/          ヘ
ヽヾ 三 |:l1             ヽ    じゃあ、「湾岸エスノクラシー」は一体何を基準に区別しているんだお?
 \>ヽ/ |` }            | |
  ヘ lノ `'ソ             | |
   /´  /             |. |
   \. ィ                |  |
       |                |  |





              -‐……‐-
            /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\
.         /::.:/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.: \
          /::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::|::.::.::.::.::.::\
   /:. ̄Λ::. /::.::.::.::.::.::.::.::.::/|::.Λ::.|::.::.::.::.::.::
.   {     |::.:∨::.::.::.::|::.::.::.::.:/ .|::.| :|::.| / ::.::.::.|
    \.... l:\|::.::.::.::.:|::.__|: / ノ:/ |/ |Λ::.::.|:|
    {.... l:\|::.::.::.::.:|:/|/^ー    ィ灯゙Y::.::Ν
.    \/l:\|::|::.: _ァ'笊うミ    {ソノ ノΛノ
.       八::.|人::.::.人 乂ソ       ´  {::.|        「国籍(あるいは市民権」です。
       /::.::.::.: : |\ト           `  八|
.      /::.::.::.::.::.::| ::.:人     r _y   イ::.::|
     /::.::/::.::.::.::.|:|::.|::.:| ≧-   _, ィ::.:ノ|::.:|
.    /::.::/::.::/::.::.:|八|:ノ       {\´^'<|:ノ
   /::.::/::.::/::.:/  \      {  ∨  \
.  {::.::.{::.:/::.::/      \ー―    |     }





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514◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 11:57:37 ID:93efeb3c


         ____
       /   : : : ::::::::::\ 、_从_,
        ,   : : : : ::::::u::::::::::\^YY^_   _
     /   : : : :::::::J:::::::::::::::::‘,   `) `) 教授……あの国籍である程度権利や義務に差があるのは当然じゃないかお?
     |   : : u::::::::::::::::::::::::---l--‐''´-‐''´
      \___::::::::::::::::::::::::::/       ってかこれむしろ人権問題のほうじゃry
      /  !          `ヽ
     / __|    _     ヽ  \
      乂   ̄ ̄ミ´      ヽ   \
         ̄ ̄⌒





        ___,,,-―--、_
      /::. ::. ,,-――::. ̄ー、
     /::. ::./::. ::. :/::. ::. ::. :、ヽ、
     .|::. :/::. /::.:/::. ::. ::ハ::. ::k ::ハ
     |::. i::. /::. ::. ::. ::,イ:/  ヽ::. :i:: ::|
  r-‐Tミ|::./::. /::. ///    ヽ_|:: ::|
 .く  ┤ミ|::|::./_,,ナーレ′  ,,-'´ !|:λ}
  ヽ /|t、_レ|/‐yテj=ミ    ィ=テyレ′  2つ疑問があるようですが まず後者から
.     |:!(t |::.i 《 tしソ    もノノj|
    |::|:ゝ|::..k      ,    |::|   これまで国家によるエスノクラシーというのは確かに差別・人権問題として捉えてきました。
    /λ入|::. :〉、    _    ノ::.:|
   /::|:〉'、ー|:: |Y i´r゙}ュ__,,.ィ'´/::.:/   しかし、これは移民という存在の国家における機能を全然議論していません。
.  /::/i'、 ゙ーV「VUUj ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  /::.i:: k、   / |            .|
. {: :.|::.|  ̄/. i             |
  ヽ::ri:| r'i.  |           .|
   `t:| / !.   |______rfヽ{ヽ__.」



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515◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:00:42 ID:93efeb3c



※ロングヴァのクウェートに関する主張
「クウェートは専制政治でなく、かといって民主政治でもなく、(国籍 citizenship に基く)エスノクラシーである」

                ___
                 _::::::::::::::::::::::::__
              /::::/´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`\
.           /::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
       _____/::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::.
.    /i:i:Ⅳ\::∨:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::八::::::::::::::::::::.
    {:i:i:i:i:i:|::::::::: |:::::::::::::| ::::: /::::::::::::|: /  ::::::::::::::::::::
    ∨:i:i:i:| \:: |:::::::::::::|:::: /|_\::/ |/   |::Λ:::::::::: |
      〉i:i:i:|〉::::::::|:::::::::::::|::x俘=ミ \|   jr ⌒::::::::: |   クウェートを研究したロングヴァは以上のような言葉を残していますが
.    {i:i:i:i:|Λ: 八:::::::: 人( {:::(_ ヽ   _笊~゚Y|:::::|:::|
      \_:j|::::l〉{ (\|\{  乂ツ      {(::ノ ノ八:八|   ロングヴァの議論というのは……
.        八:|:人辷}::::::|         '`´ /|::/ ノ
        / :::::|:/: `¨|::::::|      _     ;゙ |/     「湾岸諸国の移民は、国民と移民の間に労働に関して大きな区別を設けさせ
.       / :::::: |:::::::::: |::::圦    (   )   人       当該国の自国民の伝統や文化をの喪失を脅威として煽ることで、
      / ::::::::::::::::::: 八::::::| >    ̄    イ:::::::       移民に問題を押し付け(問題の外部化)をすることで体制を維持しようとする」
.     /::::::::::::::::::::::/:::::|\|.    {>-< |:::::j
    /::::::::::::::::::::::/ ::::::| ..._\ ...⊥..._     | :: /       このように移民と権威主義体制の維持の関係を研究したわけです。
.   /::::::::::::::::::::::/:::: |:人__  ̄  _.j>、  |: /     /ニ=-  _
  /:::::::::::::|::::::::/::::::::|:::|⌒   __jノニ=-‐㍉ |/     //  ̄  -=ニニ=-
. イ:::|:::::::::::|::::::::::::::::: |:::|__jノ⌒:ア´     ´_      //        ̄ 7/
 |:: |:::::::::::|::::::::::::::::: |::八:i:i:i:iァ′       ´_     //         //
 | 人:::::::::|:::::::::::::::::: /:i:i:i:i:i:7       ...,, __}_   //         //
    \:::|::::::::::|:::: /:i:i:i:i:i:i:{             } //         //



.



516◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:05:54 ID:93efeb3c





                ______
             /:.:.:.:._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.              /:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ̄\
           //:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
          /  |:.:.∨:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
        {    |--:|:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.: 人:.:.:Λ:.:.:.:.:.:|
        {    |:.:__|:.:.:.:.:.:/:.: /|/   |/ ̄|:.:.:.:. |
.            ̄{__|「ヽ|:.:.:.:|/:.∠__    __|:.:.:.:. |
              |l  |:.:.:.:|  ̄∩     ∩ ̄ノ:.:.人|  さて、前者ですが、他の国にも国籍によって権利が違うのは当然です。
              |:\NV:|   ∪     ∪ イ/
            八:.:.:|:.:.:.:.ヽ            j:〈   ただ、……①移民が国民よりも圧倒的に多いか匹敵する 
.            /:.:.:.: 人 :.:.:.:|          イ:.:.|   ②移民の存在自体を自身のアイデンティティ形成に繋げている
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:|)  ≧=≦ :.:.: |:.:.:|
.          /:.:.:.: __/ {∨    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉  この2点を満たす国は湾岸諸国以外にはほとんどありえないとされています。
         /:.:.:./ : :: :{   \    /       p       /
┏━━━━━━━━━━┓\ /      ( ̄)      /
┃   資料を確認中。  ┃ . /                /   といっても、分かりにくいでしょうから
┗━━━━━━━━━━┛ /                /
         |: 八:.|.: : : :. :. :. :.__/                /
         |/  \ /: :/: {  二 ノ        {  ̄\





          , ―‐ ------  _____   ――‐ァ
          /..。s升.:.:.:.-- _..:.:.:.:`ヘ     /
.         //.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.:.:、.:.:.:.:,   {
        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.′  ∨
.       /.:.:.:.:.:.: ,.:.:i|ト、.:.:.':..:.:.:.:. ’,.:.:.:.:、.::′  ∨
       ′.:.:.:: /.|.:.:|'. \.: ':..:.:.:.:..:’,ト、{.:.:.:≧oイ..
       |.:.:.:.:.:/ |.:.:| \{. \.:.ト、.:.:.:.’,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.....   ここからは湾岸諸国の権威主義体制やレンティア国家論を研究している
       | .:.:/ 抖s.:|     抖気 }.:. .;\.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:
 .      八.:/ム Vヅ     Vヅ ′.:.:.:.:\.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:   松尾著作に基づいてデータや状況をいくつか示していきましょう。
       /.:.:.:.ハ         / ⌒}〕ト、.:.:\.:.:.:.:.:.:.:.:.
       .′.:.{. /\  r 、   イ- /╋〉.:\〈.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.      八.:.:.\{  ≧=- <╋. /╋ ′ ト、..:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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.         /i:i:i:/二二二二二.T ′:_ :-i:i:i: |╋┼╋¨
        /i:i:i:/二ニニニニニニニ .|:i:i:iリ へi:i:i: |┼╋┼╋
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.      /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〉ノニ /」:i:i:i:i:7ー<:i:i:i:,’.  ’,╋ /
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     `¨7ニニニニニニニニニニニニ ≧o。:i:i:イ∨



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517◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:10:11 ID:93efeb3c

2、湾岸諸国(サウジアラビア、クウェート、オマーン、UAE、カタール、バハレーン)の労働市場について
2-1.湾岸諸国の移民の必要性と経済状態




                               ___
                               ''^~ ̄::.::.::.:´"''::.:´"'::...,
                        /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\::.::.\
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      {i:i:i:i,              _ノ::} '''  '        ''/ ::.::/  }::./\ノ    ということで、まず湾岸諸国の経済と移民の必要性を見ましょう。
      ∨i:i:i,           ⌒>::.::.::.{           /::.::.::.:/ヒソ:/|
.      ∨i:i:i,          /::.::.::/\   └ '   /::.::./:.ノ:: |::.::.::.|
.       く∨i:i:i,厂|         {/:/::.::.::.:个: .    斗::/ ̄ :|::.::| ::. 八
          厂つi, |         Χ::.::.::./::.:ノ::.:{辷辷<|/ ̄}::.::.:|::.::|::.::.::.::.\
.         〈厂つi:i:, \     /::.::.::.: ;斗ー辷;′;辷「   ̄ ̄~^'く::.::.::.:\::.::\
         〈  Vi:i:i:)  }― /::.::.::.::./  辷;′;辷「        ∨::.|::.::.\::.::\
.         \    ノ::.::.::.::.::.::.::.:/''^゚~~辷;′;辷「~゚厂~^'Y      |::.::|::.::.::.::.::.::.::.:}
          /|  ∨::.::.::.::.::.::./ / r辷′;辷「  |    {   _  -=ニニニ- _::.::.::.:ノ\
        /::.::.|    V::.::.::.::.:/| | r辷′ 辷[ ┌、 _  -ニニニニニニニニニニ\::.::.::.::.}
.        {/::.|     ∨::.::/ | | r辷  ニノ)-┤ |ニニニニニニニニニニニニニニニ\::.ノ
        /::.::.::| / ̄ ̄}    | | r辷 -||( 二| |ニニ/⌒〉ニニニニニニニニニニニ\
         {::.:/〈    /'     |, -ニニニニ|| \ノ  \/  /ニニニニニニニニニニニニニ}
        ∨  ∨        八二ニニニ└\       /ニニニニニニニニニニニニニノ
            {      {_\ニニニニニニニ\    ノ >ニニニニニニニニニニニ-
               \__ _/ {_ ,. \ニニニニニニニ> (C)   ̄}⌒\ニニ‐
                  /    \ニニニニニニニニニ\ _ノ   }
                     /   /     ‐‐ニニニニ‐‐  {      ノ



.


518◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:12:26 ID:93efeb3c


前提
・湾岸諸国は石油や天然ガス中心のレンティア国家
・天然資源以外の経済規模は小さい

              -‐……‐-
            /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\
.         /::.:/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.: \
          /::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::|::.::.::.::.::.::\
   /:. ̄Λ::. /::.::.::.::.::.::.::.::.::/|::.Λ::.|::.::.::.::.::.::
.   {     |::.:∨::.::.::.::|::.::.::.::.:/ .|::.| :|::.| / ::.::.::.|
    \.... l:\|::.::.::.::.:|::.__|: / ノ:/ |/ |Λ::.::.|:|
    {.... l:\|::.::.::.::.:|:/|/^ー    ィ灯゙Y::.::Ν
.    \/l:\|::|::.: _ァ'笊うミ    {ソノ ノΛノ   まず、基本的に湾岸諸国は天然資源以外は乏しい経済状態と考えてください。
.       八::.|人::.::.人 乂ソ       ´  {::.|
       /::.::.::.: : |\ト           `  八|    UAEのドバイは極めて例外ですが
.      /::.::.::.::.::.::| ::.:人     r _y   イ::.::|
     /::.::/::.::.::.::.|:|::.|::.:| ≧-   _, ィ::.:ノ|::.:|     それ以外は大なり小なり天然資源だよりです。
.    /::.::/::.::/::.::.:|八|:ノ       {\´^'<|:ノ
   /::.::/::.::/::.:/  \      {  ∨  \
.  {::.::.{::.:/::.::/      \ー―    |     }




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519◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:16:40 ID:93efeb3c




湾岸諸国のレント産業

・レンティア国家論では石油産業は資本集約産業で、人はさほどいらないとされている。

・その点は事実だが、石油関連産業は人がいる。
(例:労働者のための雑貨店や飲食店、物資に必要な倉庫や運送業、石油輸出入のための港湾事業
労働者のための医療設備、それらを賄うインフラ……)



            __ -‐……‐- .,
         /::.::./::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\
.          /::.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`、
         /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::`、
.        /::.::. | ::.::.::.::.::.::.::.::.: | ̄ ̄~^''<_/^Y
       |::|::.:|:|::.::|::.::.::.::.::.::.::.:|      --{ }  |   第1回ぐらいでレントの説明をしたときに、労働力はいらないと言いましたが
       |::|::.:|八::|::|::.::.::.::.::.:: |      ノィ   |
       |::|:斗―:|Λ::.::.::.::.::.::.\    / |\_|   関連事業は人がいります。特に公共事業はそうですね。
       |Λ:| _炸Y::.\::.::.::.::.::.::.::>:イ   Λ  \
.        _ノ リ , ::.: | \::._/::.:| /: Λ  |
       {  '' |::.::.:| ノ ::.::.::.::.::.:: |_ノ::.::. Λ_|
       人   |::.::.:|イ ::.::. |::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\
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        /  |::.::.:|:|::.::.::.:|::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\::.::.::.::.:、
.        _{,.斗―|::.: ノ::.::|::.::.|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:、
       ;´    |/::.::.::|::.::.|::.::.::.::.|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::、
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      /          ̄| ::.::Λ::.::.:|/   /::.::.::.::/



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520◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:19:51 ID:93efeb3c




※湾岸諸国の自国民労働市場について

・しかし、湾岸諸国は人が少なすぎ、そもそも教育レベルも低い。

・人が少ないのに、イスラームや文化の問題で女性は働きに行けないことが多い。

                  _ ....-‐………‐-... _
             /__::.::>''´__::.::ニ- _
           / ̄::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\::.::.::\
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        /::.::.::/::.::.::.::.::./  |::.::.: |::.::.::.:\ ::.::.::.::.::.::.: ∨::Λ   |
.       /::.::.::/::.::.::.::.::./   ::.::.::.|::.::.::|::.::.:\::.::.::.::.::.:: ∨ ::|    |
      /::.::.::.::.::.::.::.::.::.:|     ::.::、|::.::.::|::.::.::.::.:\::.::.::.::.::.|/|    /     しかし、湾岸諸国は人口3000万を誇るサウジを別にすれば
    ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::|ノ   \: \::.|::.:\::.::.::.::.::.::.::.::.| :: |  く
     |::.::.::.:|::.::.:┼ベ~|     \::.`ー―:\::.::.::.::.::.::.|/|__)     人口は数百万…数十万の国です。
     |: {::.::.|::.::.::.|__≫=ミ      ≫===ミ_∨::.::.::.:Λ:/  「 
     |八::.::.::.::.:: Υ {(:::ハ    〃 { (::::ハ Y | ::.::.::./::./|   |      石油産業という強大な経済に対して、自国民ではどうやっても賄えません。
    {  \::.::.::|八 乂;;ノ        乂;;;ソ ノ |::.::. /^i/::|   |
       |\{乂_    、             八Λ{ ノl ::|、_|
       |i:.::.:八                Λ::.::/ イ八::|         その結果として、移民を持ってこざるを得ないわけです。
       |i:.::.::.:: \       ,       /::.::.:/::.::./ ::.: |i
       |i:.::.::.::.::.:个  └      イ/::.::.:/::.::./::.::.::.:i|i
       ト|i::.::.::.::. | ::.::}>  -=≦   /::.::.:/::.::./ ::. | ::. i|i
         |i::.::.::.::.:厂/ ̄ノ     / ::.: /::.::./::.::.::.|i:.::. i|i
         Λ ::.::.:///      /::.::.::.: /}/~^''<|i:.::.::.i|i
.        /  \::.{ /       /::.::.::.::.//     \::.::.i|i




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521◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:24:21 ID:93efeb3c




2-2.自国民と外国人の労働者の比率


※湾岸諸国の労働人口に対する移民と自国民の割合
移民 UAE(84.5%)、カタール(94.4%)、バハレーン(74.8%)、クウェート(81.5%)、サウジアラビア(79.7%)、オマーン(75.5%)
自国民15.5%          5.6%       25%          18.5%         20.2%         24.5%



※15歳以上の自国の労働者率
(UAE61%(外国人85.1%)、カタール(不明)、バハレーン63.4%(外86%)、クウェート60%(外87.8%)、
サウジアラビア(不明)、オマーン59.4%(外87.7%))

[松尾・岡野・吉川 2016 p73より]引用



                               ___
                               ''^~ ̄::.::.::.:´"''::.:´"'::...,
                        /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\::.::.\
                         /::.::.::.::.::.::.:: /|::.::.::.::.::.::.::.::.::\::.::.',
                     /::.::/::.::.::.::.::. /  |::|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::':,::.:',
                       /::.::/::./::.::.::.::/   .|::| ::.: |::.::.::.::.::.::.::.::'::.::'
                    ::.::.::.: /_Λ/   |人_|_::.::.::.::.::.::.|\|
                    |::.|::.::|::.:|/ ̄`    ´  |人::.:: |::.::.::.:|二| ̄\
                    |:人::.::.ィ灯)心    ィ灯)下\|::.: :ト|/「  /   さて、そうした経済状態であることを踏まえて
       _                 \::.: 乂ツ      乂ツノ 八八|Y::.::厂∨
      {i:i:i:i,              _ノ::} '''  '        ''/ ::.::/  }::./\ノ    次の表を見てください。
      ∨i:i:i,           ⌒>::.::.::.{           /::.::.::.:/ヒソ:/|
.      ∨i:i:i,          /::.::.::/\   └ '   /::.::./:.ノ:: |::.::.::.|
.       く∨i:i:i,厂|         {/:/::.::.::.:个: .    斗::/ ̄ :|::.::| ::. 八
          厂つi, |         Χ::.::.::./::.:ノ::.:{辷辷<|/ ̄}::.::.:|::.::|::.::.::.::.\
.         〈厂つi:i:, \     /::.::.::.: ;斗ー辷;′;辷「   ̄ ̄~^'く::.::.::.:\::.::\
         〈  Vi:i:i:)  }― /::.::.::.::./  辷;′;辷「        ∨::.|::.::.\::.::\
.         \    ノ::.::.::.::.::.::.::.:/''^゚~~辷;′;辷「~゚厂~^'Y      |::.::|::.::.::.::.::.::.::.:}
          /|  ∨::.::.::.::.::.::./ / r辷′;辷「  |    {   _  -=ニニニ- _::.::.::.:ノ\
        /::.::.|    V::.::.::.::.:/| | r辷′ 辷[ ┌、 _  -ニニニニニニニニニニ\::.::.::.::.}
.        {/::.|     ∨::.::/ | | r辷  ニノ)-┤ |ニニニニニニニニニニニニニニニ\::.ノ
        /::.::.::| / ̄ ̄}    | | r辷 -||( 二| |ニニ/⌒〉ニニニニニニニニニニニ\
         {::.:/〈    /'     |, -ニニニニ|| \ノ  \/  /ニニニニニニニニニニニニニ}
        ∨  ∨        八二ニニニ└\       /ニニニニニニニニニニニニニノ
            {      {_\ニニニニニニニ\    ノ >ニニニニニニニニニニニ-
               \__ _/ {_ ,. \ニニニニニニニ> (C)   ̄}⌒\ニニ‐
                  /    \ニニニニニニニニニ\ _ノ   }
                     /   /     ‐‐ニニニニ‐‐  {      ノ





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522◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:25:57 ID:93efeb3c




                ______
          ―――:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.         /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\__:.:.:.:.
      /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:.:.:.:.
.      /:.:.:.:.:.:.:.:Λ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.
     | :.:.:.:.:.:.:. | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.: ̄
     |:.:|:.:.:.:.:.:.:|  :.:.:.:.:l\:.:. \ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:
     |:.:|:.:.:.:|:.: |   \:.|  \_:.:.ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
     |:.:|:.:.:.:|⌒ヽ   ^\ ̄ \「 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:
     |:.:|:.:.:.:| _        ___\: | :.:.:.:. |:.:.:      一目見て分かると思いますが、労働者の比率において
     |八:.:.:.|{⌒{㍉、     广¨{:し勹⌒j| :.:.:.:. |:.:.:
     | \{\ V:.:}       V;ン  ノ:.:ノ:.人|:.:.:      自国民がきわめて少ないことが分かりますね。
           |:.:〉  ̄        '' ″ イ:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.:.|  `           u  /|:.:. /.:.:.:.:.:      国によりますが、大体7~9割ぐらいは移民に頼っているということです。
           |:.人       _    /:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.[\  ~⌒^~     |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.|  |\  _  -≦  |:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.: ノ 人:.:.:.:.:.:.:.: |    |:.:.:l\.:.:.:.:.:.:
           |/     \>⌒   /\|  \:.:.:.:
               /-/     /   _/ニニ:.:.:
              /ニ∨    /  _/ニニニ\:
             [ニニ/  /  _/ニニニニニニ
.            /[ニ∨__/ _/ニニ/ニニニニニニ
           /-[ニニ| /ニニニ√ニニニニニニ



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523◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:28:57 ID:93efeb3c





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      〉i:i:i:|〉::::::::|:::::::::::::|::x俘=ミ \|   jr ⌒::::::::: |
.    {i:i:i:i:|Λ: 八:::::::: 人( {:::(_ ヽ   _笊~゚Y|:::::|:::|    なぜ移民が多いのかは、先ほどの経済と人口の問題
      \_:j|::::l〉{ (\|\{  乂ツ      {(::ノ ノ八:八|
.        八:|:人辷}::::::|         '`´ /|::/ ノ    女性が働きにくいこと、
        / :::::|:/: `¨|::::::|      _     ;゙ |/
.       / :::::: |:::::::::: |::::圦    (   )   人       移民は経済水準が低い国出身で、待遇に文句を言わず
      / ::::::::::::::::::: 八::::::| >    ̄    イ:::::::       (法律上禁止されているので)職も変えない、便利な人たちで
.     /::::::::::::::::::::::/:::::|\|.    {>-< |:::::j
    /::::::::::::::::::::::/ ::::::| ..._\ ...⊥..._     | :: /
.   /::::::::::::::::::::::/:::: |:人__  ̄  _.j>、  |: /     /ニ=-  _   文句を言う自国民よりはるかに使える人材だからというのはありますね。
  /:::::::::::::|::::::::/::::::::|:::|⌒   __jノニ=-‐㍉ |/     //  ̄  -=ニニ=-
. イ:::|:::::::::::|::::::::::::::::: |:::|__jノ⌒:ア´     ´_      //        ̄ 7/
 |:: |:::::::::::|::::::::::::::::: |::八:i:i:i:iァ′       ´_     //         //
 | 人:::::::::|:::::::::::::::::: /:i:i:i:i:i:7       ...,, __}_   //         //
    \:::|::::::::::|:::: /:i:i:i:i:i:i:{             } //         //






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524◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:34:50 ID:93efeb3c




2-3.湾岸諸国の労働市場の慣習や現況




          _ ''^゚~ ̄.::.::.::>―
.          /::/::.::.::.::.::.::.::.::.::\::.::.::.::.::.\
       /::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.Λ::.::.::.::.::.::\
      /::.::/::.::.::.::.::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.::Λ::.::.::.:\::.::\
.     /::.::/::.::.::.::.::.::.:/:|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::∨::.Λ
    /::.::.::.::.:: |::.::.:: / Λ::.:: 斗―‐ト::.:|::.::.::.::.::.| / | ̄\
     |::.::.::|::.::.::|::斗―   \::.:|::.::.::.|::.::.|::.::.::.::.::.|::.::./|    |
     |::.::.::|::.::.::|::.::|/     \ ≫==ミ|_ : Λ|::./::.|    |
     |::.::.::|::.::.::|::≫=ミ     〃 _) ノ}'⌒::/〈::.::/::./\ /   さて、そんな移民たちの労働状態はどうなっているのか
     |::.::.::|::.::.:〃 _)ハ       ,,乂^ソ ::.::.|⌒∨::Λ 厂
     |::.::.::.:⌒弋,, 乂ツ      ////::.::Λ|   }/::.∨    見てみましょうか
     |/\::.::.::.:\ ///`       厶イ::.::/ /::.::.::.::|
.         `Τ::.i⌒            /::.::.:/ ´::.|::.::.::.::.|
          |::.:八     '      /::.::.:/::.::.::.:|::.::.::.::.|
          |::.::.:/>          |::.::.::.|::.::.::.: |::.::.::.::.|
          |::. 〈::.:/::.::.::≧ーr< |::.::.::.|::.::.::.: |::.::.::.::.|
.         乂( ∨r――./    |八 ::|__::. |::.::.::.::.|\
        / ̄{_  \        \ 人::|\::.::.::.::.::\
       /⌒  {_  /\     /    _}::.::.::.::.::.|
.       /     {_    /\_./\   _}Λ::.::.::.::.|
    //     {_     /  /二二二二二二二二二〉
.  _/::.:/       |  {___        /二二二二二二二二二/
  ⌒¨ 〈      |   {_    /二二二二二二二二二/
.   /::.\    |/   {_  /二二二二二二二二二/
   |::.::.::.:|\          {_ /二二二二二二二二二/
   |: |::.::.|    「      / ./ニ>''^~ ̄    ~^つ 二/
   |八::. |     \_/  .//           ノニ二/
     ヽ|      )'´   {__./ ̄ ̄ ̄ニニニΛ
.        |     /         )ニニニニニ二/ |
        \            /ニニニニニ二/  〉






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525◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:36:28 ID:93efeb3c




2-3-1.カファーラ制度


            __ -‐……‐- .,
         /::.::./::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\
.          /::.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`、
         /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::`、
.        /::.::. | ::.::.::.::.::.::.::.::.: | ̄ ̄~^''<_/^Y
       |::|::.:|:|::.::|::.::.::.::.::.::.::.:|      --{ }  |
       |::|::.:|八::|::|::.::.::.::.::.:: |      ノィ   |   まず、湾岸諸国で外せないのはカファーラ制度でしょう。
       |::|:斗―:|Λ::.::.::.::.::.::.\    / |\_|
       |Λ:| _炸Y::.\::.::.::.::.::.::.::>:イ   Λ  \
.        _ノ リ , ::.: | \::._/::.:| /: Λ  |   これは、「身元引受制度」と呼ばれ、
       {  '' |::.::.:| ノ ::.::.::.::.::.:: |_ノ::.::. Λ_|
       人   |::.::.:|イ ::.::. |::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\   移民労働者が湾岸諸国で就労ビザを取得する際、現地保証人が必要ということです。
.          ヘ__|::.::.:|:|::.::.::.:|::.::.::.::.::.::.::.:\::.::.::.::.::.::、
        /  |::.::.:|:|::.::.::.:|::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\::.::.::.::.:、
.        _{,.斗―|::.: ノ::.::|::.::.|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:、
       ;´    |/::.::.::|::.::.|::.::.::.::.|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::、
       {      /::.::/ :: | ::.::.::.::.::.: |::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.|
      > .,  /::.::/::.::.::|::.::.:/::.::.:: |::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.|
        {   ∨:/|::.::.::.:∨:/::.::.::.: |::.::.::.::.::.::/::.::.::.::.::Λ|
        {   {/ |::.::.::.::./::.::.::.::.::|::.::.::.::./|::.::.::.:: /::.:ノ
        {/     \::.::.:/::.::.::.::.::. |::.::./ /::.::.::.:://
      /          ̄| ::.::Λ::.::.:|/   /::.::.::.::/






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526◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:38:55 ID:93efeb3c





                        ___
                 ,...::.::.::.::.::.::.::.::.:\ ̄\
                  /::.::.::.::.::.::.:'^~ ̄ ̄::.::.::.::\
              ,::.::.::.::.::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.',
                /::.::.::./::.::.::.::./::.::.::.::.::.:/::.:|::.\:',
.       ____/::.::.∨::.::.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::',
      {      | :: ∨::.::.::./::.::.:/::.::.::.::.::.::./|::.::.::.::.::.
      {      |: ∨ ::.::.:/::.::.:/::.::.::.::.// |::.::.::.::.::.|
       \     |::.:|Λ|::/::.:/:: ̄><_     |::.: |::.::.::|
       |     |::.:|[ lΛ/ x-冬ミ       ー|‐::.|::.::.::|   しかし、この保証人というのがなかなか厄介でして
       |   八:乂 |::.::.::.| 乂 ッ    x失ミ:ノ|::.::.::|
         \  /::.::.::.::.:|::.::.::.| '' ̄     [ ッ ィ 人/|ノ   保証人料の名目で給与を天引きしたり、契約外の労働を強いたり、
          ∨ ::.ノ::.::.::|::.::.::.|        ` ''Λ:|
.         /::.::/::.::.::.::|::.::. ノ     ⊂つ .ィ|::.::.|      特にあるのが逃げ出すのを防ぐために、移民労働者のパスポートを取り上げる
        /::.::/::.:/::.::.:|::/   {> ≦::.::.:|::.::.|
.       /::.::/:/⌒{ ̄{     >rーrへ::.リ::ノ       これらは法律で禁止されているのですが、慣習的にやられている悪習ですね。
      /::.::/::{    { ̄{      }_}  ∨::\
.     /::.::/::/{     { ̄{       }_}    ∨::.::\



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527◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:47:38 ID:93efeb3c

2-3-2.移民労働者内部にも出身国に応じた階層分化


移民の出身国…おおむね南アジア系と東南アジア系が 6 割から 8 割程度
(インドやパキスタン、バングラディシュ、スリランカ、フィリピン、タイ、インドネシア
アラブ諸国(エジプト、シリア、ヨルダン)イラン人など…)

                --‐‐/' ‐‐-
            ./    ソ--     \
           ∠‐       '''''''''' .、   \
         /              \ 、 ヽ
        /                 ヽ ヽ亅
        /        /1      、    ヽ‐‐ヽ ̄ 7
       /     /  /  、      `、   1. │``
       .|   ../ /!  /   '、 、 卜   ヽ  l ,/〉ヽ
       .|   .j_./_L,/    、 ヽ-┼-  |  │/.∧ ヽ
       |│ .|レ  l/      ヽ|`ヽ! \ .| /」/ .∧ /   さて、殺気から移民移民とひとくくりに行っていますが実際には
       | ヘ │ョョョョョョ、    .ェョョョョョョヘ│/‐!'ヽ/ .∨
        ││ .|::::::「゙     .|:::::::|  ソ1/  l  │    移民は一枚岩じゃありません。
         ヽ|.゙!  ゝ_/       ヽ_./   !/|  ./  │
         │ヽ               !  |イ│゙、 │
    _..--- 、 1 ヽ           U 丨 ,' | │ ヽ  |
   '´    ´゙1ヽ  |\    ヽ/   / │ / \|  ヽ |
          l ∧l/丶 ..,___,.. '´   !/  :''/\    |
    ''-      ヽ‐7 l   ヽ _丿  .___/゙  _.//  へ  |
     ^'''' _,,........'....l,,_ `t   \   /  ___ノ/ / │ 
      ヾ.⊆二二''‐斗゙''1   人´  /  / /   /



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528◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:50:02 ID:93efeb3c




→イラン系の移民はイランによる領有主張やシーア派の政治運動に繋がる
→アラブ系の移民はが共和主義的色彩の強いアラブナショナリズム(1970~80年代)
 南イエメン人労働者が反英活動・反植民地運動(1960~80年代)
 パレスチナ労働者の政治運動などを恐れて…そうした行動をしない南アジアや東南アジア系を採用する傾向


                ,...::.::.::.::.::. ̄ ̄ ̄\
            /::.::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::\
          _/::.::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::\
       / Λ::.::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:
       /    ::.::.∨::.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::Λ::.::.::.::.::.::.::.:
       \   |::.::.:|::.::.::.:|::.::.::.::.::.::/::./  |::.| |::.::.::.::.::.|
       {   |::.::.:|::.::.::.:|::.::.:/|::./|::./   |::.| |/::.::.:: |
         \_|::.::.:|::.::.::.:|::. ー|/--/   | イ|__|::.::Λ|    東南アジア系、南アジア系、アラブ系、イラン系と色々いますが
            |::.:八::.::.::.|::抖羔ミ     ィf笊人/
            |::.{  \:N(  |___ノ     └┘イ: |      割合としては東南アジア系、南アジア系が多いです。
            |::.::\|::.::.|〉        '    八::|
         八::.::|:|::.::.込     , 、  イ ::.: |      これは移民の出身国の政治問題に巻き込まれるのを嫌ったためでしょうね。
.         /::.::.::. |:|::.::.|::.|::≧       <::.|::.::.::|
        / ::.::.::.: |:|::.::.|⌒ソ      | ̄\|::.::.::|
.          ::.::.::.:/ ̄|::.::.| 「         Υ  |::.::.::| `ヽ
          |::.::.::   八 :|\___ /  人::.::.|  |
          |::.::.:|    \  \         \|  Λ
          |::.厂\   \     __/      /:::::〉




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529普通のやる夫さん2017/12/31(Sun) 12:51:20 ID:e1d161cc
東南アジア多いのか、移民って中東のが多いイメージだった


530◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 12:52:54 ID:93efeb3c




※国籍取得条件差
(オマーンとクウェイトでは 20 年、バハレーンとカタルでは 25 年、UAE では 30 年の間、継続的に居住が条件の1つ)
(アラブ系だとUAE では 7 年、クウェイトとバハレーンでは 5年居住 同湾岸諸国系だと3年)
湾岸アラブ系>非湾岸アラブ系)>非アラブ系という優先順位



.              /      . : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
            ´ / . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: ::`,
           ___,/   ´ . : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :: :: :: :: :: ::´,
.         |¨/  . .: :: ::/: : :/:/ / :/ /: : : : : : : : : : : : : : ::´,
.         |/ . .: :: :: ::/__/| :/ / : ′,′:′ : : : : : |: : : : : : :´
        ,′ : : : : : // ` |/ i :/  ′厶:!: .:| : i : |: : : : : :: ::i
          {  : : : : ::/{__,    丶|/  i :/⌒i : :| : i : |: : : : : :: ::|__
         ': : : :: ::仆=卆=ミ      |/  八: :| : i : |: : : : : : :::|¨}
          [\; ; : ,小 r┘ _) `     ‐‐- `:| : i : |: : : /:: :: :| :}
          [_:_乂|: : | _乂辷ン      竿ミト, | : i : |: : /:: :: : :|∧
          | : :i: :|∧| , , ,         r┘_) _}〉: ; : ::|: /: :/i:: ::|     とはいっても、その優遇度合いは
          | : :|:i:圦       ′   弋辷ン/: :/: : ::|/: :∧i: : |
          | : :|:| : : :..             , , ,  厶イ:{: : 八 :∧i:i: : |     アラブ系の方が良いわけです。
          | : :|:ト、 : ;心、   ‘ ’      勹八{/|: ::/i:i:i:i: : |
          | : :|:|: :\ 「   、__     ィ: : : :: :: i:i:i:i:'^Y i:i:i:i: : |     一例として国籍取得条件をあげますが、かなり違うことが分かると思います。
    -─┬‐| : 从_:_:_:ソ       / : :|:: :: :::,'´|i:i:/ ,′.:i:i:i:i : | 
  /    ^V⌒!__厂]「´       ,′: :|: : : ::i |i:/ /. . ::i:i:i:i : |
. /      :/ ∧_,厂}|        _人_j__:|: : : ::| |/_,.厶: : ::i:i:i:i : |
/      :/ ∧__ 厂}ト、__     __,,ノ¨ ̄} ̄}r-'´)^ -‐ ∨::i:i:i:i : |
     .::/ ∧____厂〃⌒¨∨¨⌒ヽ__厂} ̄}| く /  __. }: :i:i:i: : |
    .:::/ ̄ ̄V⌒!__{{__ __只__ __}}__厂__./|   `i__/  '::i:i:i: : |
    ::厂 ̄\ノ , ′厂¨゚7/ | 「゚¨Ζ _厂}八   {  火⌒i:i: : |
   _,′‐‐- | 〈  ′○{:{__| |厂__厂__,/^{{\_ __/⌒Y^|:i: |
\__{{  ヘ.,_}┘,′   /¨¨| | .厂 f'⌒  ii⌒Y⌒Y⌒^人|:i: |
  ::ⅱ   ‘, ,:′ ○ / ___,|_|_厂 __}   ∧_人__,    !i |
Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒l__ __/⌒Z...ノ⌒Z⌒ヽ  / ∧        ’:i |





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531◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 13:00:40 ID:93efeb3c






2-3-3.自国民救済としての公的部門の拡大

                               ___
                               ''^~ ̄::.::.::.:´"''::.:´"'::...,
                        /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\::.::.\
                         /::.::.::.::.::.::.:: /|::.::.::.::.::.::.::.::.::\::.::.',
                     /::.::/::.::.::.::.::. /  |::|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::':,::.:',
                       /::.::/::./::.::.::.::/   .|::| ::.: |::.::.::.::.::.::.::.::'::.::'
                    ::.::.::.: /_Λ/   |人_|_::.::.::.::.::.::.|\|
                    |::.|::.::|::.:|/ ̄`    ´  |人::.:: |::.::.::.:|二| ̄\   さて、ここまでは移民の話ばっかり死しましたが
                    |:人::.::.ィ灯)心    ィ灯)下\|::.: :ト|/「  /
       _                 \::.: 乂ツ      乂ツノ 八八|Y::.::厂∨    自国民の話もしましょう。
      {i:i:i:i,              _ノ::} '''  '        ''/ ::.::/  }::./\ノ
      ∨i:i:i,           ⌒>::.::.::.{           /::.::.::.:/ヒソ:/|      移民が多く、極めて彼らが低コストな人材であることは言ったと思います。
.      ∨i:i:i,          /::.::.::/\   └ '   /::.::./:.ノ:: |::.::.::.|
.       く∨i:i:i,厂|         {/:/::.::.::.:个: .    斗::/ ̄ :|::.::| ::. 八
          厂つi, |         Χ::.::.::./::.:ノ::.:{辷辷<|/ ̄}::.::.:|::.::|::.::.::.::.\
.         〈厂つi:i:, \     /::.::.::.: ;斗ー辷;′;辷「   ̄ ̄~^'く::.::.::.:\::.::\
         〈  Vi:i:i:)  }― /::.::.::.::./  辷;′;辷「        ∨::.|::.::.\::.::\
.         \    ノ::.::.::.::.::.::.::.:/''^゚~~辷;′;辷「~゚厂~^'Y      |::.::|::.::.::.::.::.::.::.:}
          /|  ∨::.::.::.::.::.::./ / r辷′;辷「  |    {   _  -=ニニニ- _::.::.::.:ノ\
        /::.::.|    V::.::.::.::.:/| | r辷′ 辷[ ┌、 _  -ニニニニニニニニニニ\::.::.::.::.}
.        {/::.|     ∨::.::/ | | r辷  ニノ)-┤ |ニニニニニニニニニニニニニニニ\::.ノ
        /::.::.::| / ̄ ̄}    | | r辷 -||( 二| |ニニ/⌒〉ニニニニニニニニニニニ\
         {::.:/〈    /'     |, -ニニニニ|| \ノ  \/  /ニニニニニニニニニニニニニ}
        ∨  ∨        八二ニニニ└\       /ニニニニニニニニニニニニニノ
            {      {_\ニニニニニニニ\    ノ >ニニニニニニニニニニニ-
               \__ _/ {_ ,. \ニニニニニニニ> (C)   ̄}⌒\ニニ‐
                  /    \ニニニニニニニニニ\ _ノ   }
                     /   /     ‐‐ニニニニ‐‐  {      ノ






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532◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 13:06:35 ID:93efeb3c




                ______
          ―――:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.         /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\__:.:.:.:.
      /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:.:.:.:.
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     | :.:.:.:.:.:.:. | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.: ̄
     |:.:|:.:.:.:.:.:.:|  :.:.:.:.:l\:.:. \ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:
     |:.:|:.:.:.:|:.: |   \:.|  \_:.:.ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
     |:.:|:.:.:.:|⌒ヽ   ^\ ̄ \「 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:
     |:.:|:.:.:.:| _        ___\: | :.:.:.:. |:.:.:   当たり前と言えば、当たり前ですが
     |八:.:.:.|{⌒{㍉、     广¨{:し勹⌒j| :.:.:.:. |:.:.:
     | \{\ V:.:}       V;ン  ノ:.:ノ:.人|:.:.:    こうした状況で対等に自国民と移民が労働市場を争うと
           |:.:〉  ̄        '' ″ イ:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.:.|  `           u  /|:.:. /.:.:.:.:.:    自国民は軒並み失業しますね。これはよくないです。
           |:.人       _    /:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.[\  ~⌒^~     |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.|  |\  _  -≦  |:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.: 
           |:.: ノ 人:.:.:.:.:.:.:.: |    |:.:.:l\.:.:.:.:.:.:
           |/     \>⌒   /\|  \:.:.:.:
               /-/     /   _/ニニ:.:.:
              /ニ∨    /  _/ニニニ\:
             [ニニ/  /  _/ニニニニニニ
.            /[ニ∨__/ _/ニニ/ニニニニニニ
           /-[ニニ| /ニニニ√ニニニニニニ






             _____
.           _ /:.:.:.――:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\_
.       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.\ ___
       /:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.∨ニニニヽ
.      /:.:.:.:.:.:. |八 :.: |:.:.:.:.: | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:∨二二 |
     /:.:.:.:.:.:.|:.:|   :.:_|\ :. | :.:.:.:.:. |:.:.:.:.:.:. | ̄:.:. |二二 |
    /|:.:| :. |:.:|ノ \| ̄\| \ :.: |:.:.:.:.:.:. 「 辷:|二二 /
      |:.:|:.__|八   \ァ'⌒㍉\|:.:.:.:|:.:.:「) }二|二- /      これ普通に税収入に依存している国家だと
      | 八|:jア⌒     {// }   ノ:.:.:ノ:.:.|厂:. |ニニ |
      |:.:.:.:|〈{ {/,} ...:.:..... V/ソ  /: / :.:.:.:|/ :.: ノ∨こノ       人件費削減されたことで、間接的に法人税が増えそれを再配分できます。
      |八:.:.: Vソ:.:.:.:.:‐--   /イ:.:.:.:.:.:.:.八:.:.:.:.:.:|
          \}              |:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.|        しかし、レンティア国家では財政民主主義が発生するのでこれはできません。
        /人  v ―_┐  U|:.:.:/|:.:.:.:.:.:.:.:八
          |:.:.:.:.\ ー  ´    |:.:./ |:.:.:.:.:.:.:.:.: \
          |.:.:.:.:.:/|\    <  |:.;′ ∨'^~ ̄~^'く:.:ヽ
         ∨:.:/ .|:.:.:.〕T〔 :.Λ  人|  ̄/        :.:.|
          ∨. |:./´ ̄/(/∨            }ノ
           /    | | |    /           ;
              ′    \|C|   /          ,
.             |  |       ̄ ̄  |         ′
.             | /           |         {



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533◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 13:12:32 ID:93efeb3c





                ______
             /:.:.:.:._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.              /:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ̄\
           //:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
          /  |:.:.∨:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
        {    |--:|:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.: 人:.:.:Λ:.:.:.:.:.:|
        {    |:.:__|:.:.:.:.:.:/:.: /|/   |/ ̄|:.:.:.:. |
.            ̄{__|「ヽ|:.:.:.:|/:.∠__    __|:.:.:.:. |   ということで、レンティア国家で自国民を保護するには
              |l  |:.:.:.:|  ̄∩     ∩ ̄ノ:.:.人|
              |:\NV:|   ∪     ∪ イ/    公的部門(=公務員及び関係機関)に自国民を積極的に採用することです。
            八:.:.:|:.:.:.:.ヽ            j:〈
.            /:.:.:.: 人 :.:.:.:|          イ:.:.|    そして、公的部門は民間よりはるかに良い給料をつける。
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:|)  ≧=≦ :.:.: |:.:.:|
.          /:.:.:.: __/ {∨    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉
         /:.:.:./ : :: :{   \    /       p       /
┏━━━━━━━━━━┓\ /      ( ̄)      /     これは一方では、低待遇職を移民に押し付けているということです。
┃   録画を確認中。  ┃ . /                /
┗━━━━━━━━━━┛ /                /
         |: 八:.|.: : : :. :. :. :.__/                /
         |/  \ /: :/: {  二 ノ        {  ̄\








        ___,,,-―--、_
      /::. ::. ,,-――::. ̄ー、
     /::. ::./::. ::. :/::. ::. ::. :、ヽ、
     .|::. :/::. /::.:/::. ::. ::ハ::. ::k ::ハ
     |::. i::. /::. ::. ::. ::,イ:/  ヽ::. :i:: ::|
  r-‐Tミ|::./::. /::. ///    ヽ_|:: ::|
 .く  ┤ミ|::|::./_,,ナーレ′  ,,-'´ !|:λ}
  ヽ /|t、_レ|/‐yテj=ミ    ィ=テyレ′    移民が問題を起こせば、国外退去する。移民はいくらでもいますからね。
.     |:!(t |::.i 《 tしソ    もノノj|
    |::|:ゝ|::..k      ,    |::|     こうすることで、経済的問題を外部化しつつ、
    /λ入|::. :〉、    _    ノ::.:|
   /::|:〉'、ー|:: |Y i´r゙}ュ__,,.ィ'´/::.:/      国民に特権的な意識を植え付ける。
.  /::/i'、 ゙ーV「VUUj ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  /::.i:: k、   / |            .|    これが国民/移民としてを支配/被支配の関係…つまり湾岸エスノクラシーの正体なんですね。
. {: :.|::.|  ̄/. i             |
  ヽ::ri:| r'i.  |           .|
   `t:| / !.   |______rfヽ{ヽ__.」


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534◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 13:18:27 ID:93efeb3c





             -< ̄ ̄\――
.        / :::::::::::::::::::::::::::\::::::::::\
.       /::::::::::::/::::::::::::::::::::::: ∨::::::::::',
.     /:::::::::::/|Λ::::::::::::\::::::::::|―::::::::|
     {::::::::: /八  \<⌒\::: |::::::::/| \
     {::::::::::⌒    x==笊ミ|::::|::/ : ノ二 |
     人:::::::y'笊     Vリ八N'⌒V::::|二ノ   これをもうちょっと詳しく見てみましょう。
      \::ハ リ     ,, ,/:::::::|,ノ ノ::::::|/
          /::{' ′     / :::::: 厂::::::::::|\    欧米諸国(+日本も)は基本、厳しい入国制度を採るわけですね。
.         /:::人  -  /::::/:: ノ|:::::::::::::|二}
        /::::::::/^丶 _/::::// |:::::::::::::| ̄    しかし、厳しい入国制度は移民が再度高コストを払うことが嫌で
.      :::::::::′   ___{:::/-< |:::::::::::::|\    不法移民化する可能性があります。
.       人:::::|   / 人{   `|:::::::::::::|:::::::.
         ヽ|.  〈 /      八:::::::::::::::::::::|
             ノ//⌒      \:::::::::::::::|
           / /     ∨  ∨:::::::::|
         / /      /    | :::::::::|
          { {         /     .| :::::: ノ





                 ''"~ ̄ ̄ ̄~"'':..__
.            /.:.:.:.:.:.:/ ̄:.:.:.:.´:.:.:.:.:.\
.           ,:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
           /:._:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | \:.:.:.:.:.:.:.:.
.          √-=ニ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.|  \:.:.:.|:.:.|
        / {:.:.: ―:.:.:.:.:.:.:/ : //|:.:|  '⌒:.:.八:|
.      (二八:.:.:.-| :.:.:.:.:// /'⌒ |:.ノ  仍うV:./ノ
.     {ニニニ|\:.:|/!:.:./|__笊示ミ    ヒツ {:/
.     {ニニニ|:.:Λ|人/ :| 〈 ヒツ        |   これをさらに防ぐために、強制退去をしつつも
.      \ニ/|:/:.:{( 人:.:.\           人
         /:./:.:.:.|:.|>-\:.:.\     ' ´  ⌒`  欧米諸国は移民の同化をという政策を推し進めるわけです。
.     // /:.:.: 人|:.:.:.:.:.:.:.>- \ー―く \
.     /:.:.:. /:.:/:. 〈\_彡'´    )     ) _
  /:.:.:.:.:.://:/:.:.:.:{\__    ̄ ̄~^'   ̄  }‐┐||   これは湾岸諸国と違って、移民と自国民が区別されず繋がっちゃうわけですね。
 //:.:.:.:.:.:./:.:.:./: |:.:.:.{      ァ=-‐''~⌒\___ノrヘ:||
./ {:.:.:.:.:. /{ :.: |:.:.:|:.:.:八______ ,.イノ /      ∨/⌒ }
{ 八:.:.:.|人:.:.:. |:.:.:|/{. . ./  / /         {/⌒ 〉
   \(  \:.|:.:.:|  {. ./ /   {        ∨⌒i|
          人:.:|  {.//                } |  |i||
      /(  \ /Λ        }      } }  |i||
.     (  \ / / }        }       V}  |i||
.       \ /   / 〈      人       }   |i||



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535◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 13:22:36 ID:93efeb3c






※これは移民が自国にお金を持って帰るという前提の場合
仮に、当該国で住みたい(それだけのメリットやコストパフォーマンスが良いなら)状況は違う。


               _ _
           ,....:::::´:::_ヽ::::_::::...、
         ,.:´,..::´::::::::::::::::::::::::::::`::ヽ、
          /:::/:::::::::::::::::::::::::/、::::::::::ヽ::ヽ
          ,::::/:,:::::,:::::::::/::/:/  ヽ::、:::::∨::.
     ,...---|:::|:/:::/:::::::/::/}/   }:∧:::::|::|:{
    {   ,.|:::{':::/::::/⌒/'    ⌒∨:}::|リ   一方湾岸諸国では、厳しい入国制限はない。
    \,  |::r∨:::イィ斧ミ、   ィ斧ヽ}:,::/'
      乂 _;::{ Ⅵ:| Vり      Vリ 'イ|「    つまり入国のコストが低く、あえて不法移民になる必要性が少ないわけです。
         /::乂ム:::}       '     ム}
         ,:::/:::/:::}::|::.、    ,.,  イ:::|      まとまった金を得れば自国に帰りまた移民するというサイクルを繰り返す……
      /::/:::/:::::j:/::::|>    イ::::l::∧
       /::イ:::,::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄`´ ヽ|:::/イ:::::ヽ    こうなるなら、国としては一切同化の必要性はありません。
     /' /::::/ィ 乂┼╋┼╋┼╋}'≧- 、::::}
      { {::::/∧  ヽ╋`¨¨¨╋┼╋ノ  Ⅵ
      | |:::{/  \  ` ー r----- ´   }'        移民が喜んで帰りますし、移民は腐るほど来ますからね。
      { |::::|    ヽ     |      ∨ |
      Ⅵ      l     |={_}=    }  |
       |     ,     |       ,:  |
       |      {     |        {
       |      |     |={_}=     }  |



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536◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 13:28:51 ID:93efeb3c




         ____
        /― ― \
      /(●)  (●) \   色々話は合ったけど こんな感じ?
     /   (__人__)     \
      |    ` ⌒´      |  ①湾岸諸国には移民が必要だし、実際に多い
      \           /  ②移民は一枚岩じゃなくて様々な制限がある存在
        /         \  ③自国民を労働市場で有利にするために、給料の高い公務員に積極的に採用する
       |   ・    ・     )  ④移民はコストが低いので、不法移民化せず入国⇔帰国のサイクルを繰り返す
.     |  |         /  /
       |   |       /  / |
       |  |      /  /  |
      (YYYヾ  Y (YYYヽ |
     (___ノ-'-('___)_ノ






                ______
          ―――:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.         /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\__:.:.:.:.
      /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:.:.:.:.
.      /:.:.:.:.:.:.:.:Λ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.
     | :.:.:.:.:.:.:. | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.: ̄
     |:.:|:.:.:.:.:.:.:|  :.:.:.:.:l\:.:. \ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:
     |:.:|:.:.:.:|:.: |   \:.|  \_:.:.ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
     |:.:|:.:.:.:|⌒ヽ   ^\ ̄ \「 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:     簡単にまとめると、そうなります。
     |:.:|:.:.:.:| _        ___\: | :.:.:.:. |:.:.:
     |八:.:.:.|{⌒{㍉、     广¨{:し勹⌒j| :.:.:.:. |:.:.:    ただ、結局公的部門の拡大はレントに依存しているわけです。
     | \{\ V:.:}       V;ン  ノ:.:ノ:.人|:.:.:
           |:.:〉  ̄        '' ″ イ:.:.:.:.:.:.:.:.:   つまり、レントがなければ自国民は民間に行かないといけないので、移民に負ける。
           |:.:.|  `           u  /|:.:. /.:.:.:.:.:
           |:.人       _    /:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.[\  ~⌒^~     |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.|  |\  _  -≦  |:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:    そうすると、国民は反体制運動を始めるわけなんですね。
           |:.: ノ 人:.:.:.:.:.:.:.: |    |:.:.:l\.:.:.:.:.:.:
           |/     \>⌒   /\|  \:.:.:.:
               /-/     /   _/ニニ:.:.:
              /ニ∨    /  _/ニニニ\:
             [ニニ/  /  _/ニニニニニニ
.            /[ニ∨__/ _/ニニ/ニニニニニニ
           /-[ニニ| /ニニニ√ニニニニニニ


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537◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 13:31:08 ID:93efeb3c







                ______
             /:.:.:.:._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.              /:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ̄\
           //:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
          /  |:.:.∨:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
        {    |--:|:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.: 人:.:.:Λ:.:.:.:.:.:|
        {    |:.:__|:.:.:.:.:.:/:.: /|/   |/ ̄|:.:.:.:. |    よって、今まで言ってきた古典的な「湾岸エスノクラシー」の改革が必要なわけですが
.            ̄{__|「ヽ|:.:.:.:|/:.∠__    __|:.:.:.:. |
              |l  |:.:.:.:|  ̄∩     ∩ ̄ノ:.:.人|    それは置いておき、湾岸諸国における公的部門と民間部門の差
              |:\NV:|   ∪     ∪ イ/
            八:.:.:|:.:.:.:.ヽ            j:〈       自国民と移民の給料の差を見てみましょう。
.            /:.:.:.: 人 :.:.:.:|          イ:.:.|
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:|)  ≧=≦ :.:.: |:.:.:|
.          /:.:.:.: __/ {∨    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉
         /:.:.:./ : :: :{   \    /       p       /
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┃   統計を確認中。  ┃ . /                /
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         |: 八:.|.: : : :. :. :. :.__/                /
         |/  \ /: :/: {  二 ノ        {  ̄\




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544◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 14:56:43 ID:93efeb3c




3.公的部門・民間部門の格差

3-1.公的部門における自国民と外国人の割合 (それぞれの母数労働者に対する割合)
バハレーン(自国33.7% 外国2%) 33754人、3822人
クウェート(自国56.5% 外国4%) 168974人、57357人
オマーン(自国46.3% 外国4.2%) 不明
カタール(自国94% 外国12%) 58016人、92780人
UAE(自国不明 外国不明)  不明

[松尾 2010 161pより引用]


        ___,,,-―--、_
      /::. ::. ,,-――::. ̄ー、
     /::. ::./::. ::. :/::. ::. ::. :、ヽ、
     .|::. :/::. /::.:/::. ::. ::ハ::. ::k ::ハ
     |::. i::. /::. ::. ::. ::,イ:/  ヽ::. :i:: ::|
  r-‐Tミ|::./::. /::. ///    ヽ_|:: ::|
 .く  ┤ミ|::|::./_,,ナーレ′  ,,-'´ !|:λ}
  ヽ /|t、_レ|/‐yテj=ミ    ィ=テyレ′   さて、まずは公的部門にどれだけ自国民と外国人がいるか見てみましょう
.     |:!(t |::.i 《 tしソ    もノノj|
    |::|:ゝ|::..k      ,    |::|     絶対的な人数ではなく、それぞれの母数を見てみると
    /λ入|::. :〉、    _    ノ::.:|
   /::|:〉'、ー|:: |Y i´r゙}ュ__,,.ィ'´/::.:/     自国民が積極的に公務員に採用されているのが良くわかりますね。
.  /::/i'、 ゙ーV「VUUj ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  /::.i:: k、   / |            .|
. {: :.|::.|  ̄/. i             |
  ヽ::ri:| r'i.  |           .|
   `t:| / !.   |______rfヽ{ヽ__.」





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547◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:03:49 ID:93efeb3c


3-2.民間部門における業種・職種別の割合(クウェートの場合)
※全て自国民の割合によるパーセンテージ換算

自国民が多い職業
管理職:36.2%
専門職:38.3%
技術職:37%
事務職:63.8%
その他管理職:48.36%
~~~~~~
移民が多い職業
販売6.5%
サービス0.9%
農業・漁業:0.24%
工場労働者:8.04%
エンジニア:8.0%

[松尾 2010: p166より引用]

               _ _
           ,....:::::´:::_ヽ::::_::::...、
         ,.:´,..::´::::::::::::::::::::::::::::`::ヽ、
          /:::/:::::::::::::::::::::::::/、::::::::::ヽ::ヽ
          ,::::/:,:::::,:::::::::/::/:/  ヽ::、:::::∨::.
     ,...---|:::|:/:::/:::::::/::/}/   }:∧:::::|::|:{
    {   ,.|:::{':::/::::/⌒/'    ⌒∨:}::|リ
    \,  |::r∨:::イィ斧ミ、   ィ斧ヽ}:,::/'    さて、如何に公的部門で自国民の割合が多いか分かった所で
      乂 _;::{ Ⅵ:| Vり      Vリ 'イ|「
         /::乂ム:::}       '     ム}     今度は民間部門で自国民がどんな職種・職業に多いかということです。
         ,:::/:::/:::}::|::.、    ,.,  イ:::|
      /::/:::/:::::j:/::::|>    イ::::l::∧     上の図を見ればわかりますが……上級職ホワイトカラーに自国民が多く
       /::イ:::,::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄`´ ヽ|:::/イ:::::ヽ
     /' /::::/ィ 乂┼╋┼╋┼╋}'≧- 、::::}    いわゆるブルーカラーに移民が多いことがわかります。
      { {::::/∧  ヽ╋`¨¨¨╋┼╋ノ  Ⅵ
      | |:::{/  \  ` ー r----- ´   }'
      { |::::|    ヽ     |      ∨ |
      Ⅵ      l     |={_}=    }  |
       |     ,     |       ,:  |
       |      {     |        {
       |      |     |={_}=     }  |



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548◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:08:34 ID:93efeb3c


3-3.公的・民間による給料格差

バハレーンの例
公的部門300BD~394BD(7万~9万) 自国民民間150BD(35000円) 移民民間100~300BD(26000円)

カタールの例
公的部門14631QR(41万円) 三セク16507QR(46万円) 移民民間5931QR(16万円)

クウェートの例
公的部門600~800KD(21万~28万円) 移民民間70~180KD(24500~63000円)

[松尾 2010: p167より引用]

                ______
             /:.:.:.:._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.              /:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ̄\
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          /  |:.:.∨:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
        {    |--:|:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.: 人:.:.:Λ:.:.:.:.:.:|
        {    |:.:__|:.:.:.:.:.:/:.: /|/   |/ ̄|:.:.:.:. |
.            ̄{__|「ヽ|:.:.:.:|/:.∠__    __|:.:.:.:. |        さて、それでは、そこまでの議論を踏まえて、どれだけ給料に差があるのか
              |l  |:.:.:.:|  ̄∩     ∩ ̄ノ:.:.人|
              |:\NV:|   ∪     ∪ イ/          カタール、クウェート、バハレーンで見てみましょう。
            八:.:.:|:.:.:.:.ヽ            j:〈
.            /:.:.:.: 人 :.:.:.:|          イ:.:.|
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:|)  ≧=≦ :.:.: |:.:.:|           日本円で見ると良くわかるのではないでしょうか?
.          /:.:.:.: __/ {∨    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉
         /:.:.:./ : :: :{   \    /       p       /
┏━━━━━━━━━━┓\ /      ( ̄)      /
┃   資料を確認中。  ┃ . /                /
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         |: 八:.|.: : : :. :. :. :.__/                /
         |/  \ /: :/: {  二 ノ        {  ̄\



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549◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:13:22 ID:93efeb3c


3-4.公的・民間によるその他格差

・公的部門に継続して 20 年間勤務すれば、退職時の 75%の給与を退職後も受給可能(結婚している女性に対しては 5 年以上の勤続年数)
・公的部門でのアラビア語運用能力要求(移民には難しい?)
・決裁権限が比較的大きい管理職ポストは、自国民に優先的に配分]



             -< ̄ ̄\――
.        / :::::::::::::::::::::::::::\::::::::::\
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.     /:::::::::::/|Λ::::::::::::\::::::::::|―::::::::|
     {::::::::: /八  \<⌒\::: |::::::::/| \
     {::::::::::⌒    x==笊ミ|::::|::/ : ノ二 |
     人:::::::y'笊     Vリ八N'⌒V::::|二ノ     給料が良くわかりやすいですが
      \::ハ リ     ,, ,/:::::::|,ノ ノ::::::|/
          /::{' ′     / :::::: 厂::::::::::|\      それ以外の格差はこんなものがあります。
.         /:::人  -  /::::/:: ノ|:::::::::::::|二}
        /::::::::/^丶 _/::::// |:::::::::::::| ̄
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.       人:::::|   / 人{   `|:::::::::::::|:::::::.
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         / /      /    | :::::::::|
          { {         /     .| :::::: ノ




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550◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:20:39 ID:93efeb3c



        ____
      /      \
     / ─    ─ \
   /   (●)  (●)  \   公的部門≒自国民 民間部門≒移民と考えると、結構格差があるのね
   |      (__人__)     |
    \    ` ⌒´    ,/    でも同じ格差でもクウェートが10倍近くあるのに対して
    /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
   /      ,⊆ニ_ヽ、  |     バハレーンは精々2,3倍しかないのは結構差があるような…
  /    / r─--⊃、  |
  | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |





                     . . -‐     ‐-  、
                  /             \
.              /   i、            V∧_______
           ,  . : : | \: : : :│: :l      V Vニニ《
            /  . : : : |   \: :│: :|\ :|   V V二》
              : : : :j{ |    \|\j  斗     V V 《
          j{   : : j八j       -‐=¬ j: :| : | {⌒         良く、その点に気付きましたね。
           j{   : :j¬ー      斗芋ミ j: :j   |h \
          八   斗芹ミ       V''夕厶イ   |り   \        そうなんです。同じエスノクラシーの国家でも
            \ 从V夕  ,    ””  j{: . j     丶
            j\{_ ””  ′       j{: . 八            随分と差があるんですね。
             j   代     r   ア    ノ{: . / ̄ ̄ヽ、
             八  |i ト            V/       \
                \j j{: : {>-  r<   ∠>      ∧
                八: : {⌒><><>           ∧
                 / . .\{   ,             }
                  /イ. :/    ,            \j
               人/    ′             {
                 {     {            . : :\



.


551◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:22:47 ID:93efeb3c




※松尾による湾岸エスノクラシーの分類

・国民が公的部門の80%存在し、民間を移民で大半代用する高分業国(クウェート、カタール、UAE)
・公的部門に国民が比較的に少なく、公的部門の拡大が難しい低分業国(サウジアラビア、オマーン、バハレーン)



            __ -‐……‐- .,
         /::.::./::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\
.          /::.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`、
         /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::`、
.        /::.::. | ::.::.::.::.::.::.::.::.: | ̄ ̄~^''<_/^Y
       |::|::.:|:|::.::|::.::.::.::.::.::.::.:|      --{ }  |
       |::|::.:|八::|::|::.::.::.::.::.:: |      ノィ   |
       |::|:斗―:|Λ::.::.::.::.::.::.\    / |\_|      松尾はこのことに着目して、湾岸エスノクラシーを2つに分けました。
       |Λ:| _炸Y::.\::.::.::.::.::.::.::>:イ   Λ  \
.        _ノ リ , ::.: | \::._/::.:| /: Λ  |      このうちの低分業国こそが、エスノクラシーの限界にきている国なんです。
       {  '' |::.::.:| ノ ::.::.::.::.::.:: |_ノ::.::. Λ_|
       人   |::.::.:|イ ::.::. |::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\
.          ヘ__|::.::.:|:|::.::.::.:|::.::.::.::.::.::.::.:\::.::.::.::.::.::、
        /  |::.::.:|:|::.::.::.:|::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\::.::.::.::.:、
.        _{,.斗―|::.: ノ::.::|::.::.|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:、
       ;´    |/::.::.::|::.::.|::.::.::.::.|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::、
       {      /::.::/ :: | ::.::.::.::.::.: |::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.|
      > .,  /::.::/::.::.::|::.::.:/::.::.:: |::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.|
        {   ∨:/|::.::.::.:∨:/::.::.::.: |::.::.::.::.::.::/::.::.::.::.::Λ|
        {   {/ |::.::.::.::./::.::.::.::.::|::.::.::.::./|::.::.::.:: /::.:ノ
        {/     \::.::.:/::.::.::.::.::. |::.::./ /::.::.::.:://
      /          ̄| ::.::Λ::.::.:|/   /::.::.::.::/




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552◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:26:51 ID:93efeb3c




   .  -‐:::::¨¨`´ ̄¨¨::‐-..、
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:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
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:.:./.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:/:.:./   マ:.:.:i、:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:./‐-:,∠/:.:/     マ;.l__マ:.:l:.:.:.:.:.:.l
:':.:.:.:.:/:.:./ //`     '´V マ:.l.:.:.:.:.:|:.|
:!:.:.:./:.,ィz≠=t、      ,ィェz、Ⅵ:.:.:.:∧l
.|:.:/:Kく _)圦i|ヘ    ィ_)圦!¨ヾ|:.:.:./ /
:|/:.:∧ ヽ弋ニノ     弋ソ / j:/    この低分業国は、レントの配分が相対的に少なくなっていまして(人口増、石油枯渇など)
/!.:.:.:.:.        `     イハ
:.:!:.:.:.:.i                 l:.:.:.!     アラブの春の時には、この低分業国で激しいデモなどが起きたのです。
__!:.:.:.:.!、     r'⌒      /!:.:.:l
f 、:.:.:!ノ\     ` ノ    /:.:!:.:.ハ、    特にサウジアラビアとバハレーンはこれを問題視して、エスノクラシーの改革を進めるようになります。
、  ヽ:!ヽ   ‐-   __, イ´ ̄ヽ!ノ:.i.:.
,(   ` `、   /   | 〉;';';i;';';';';ハ:.:l:.:.i
__、     、 ノ     } 〉;、';!;';';'/;'i:.:!:.:l
:/:(      ノ¨ヽ   ノ丶;';';l';';/;';';!/|:.j



.



553◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:30:44 ID:93efeb3c


4.湾岸エスノクラシーの改革―サウジアラビアとバハレーン―

4-1.サウジアラビアの場合

                               ___
                               ''^~ ̄::.::.::.:´"''::.:´"'::...,
                        /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\::.::.\
                         /::.::.::.::.::.::.:: /|::.::.::.::.::.::.::.::.::\::.::.',
                     /::.::/::.::.::.::.::. /  |::|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::':,::.:',
                       /::.::/::./::.::.::.::/   .|::| ::.: |::.::.::.::.::.::.::.::'::.::'
                    ::.::.::.: /_Λ/   |人_|_::.::.::.::.::.::.|\|
                    |::.|::.::|::.:|/ ̄`    ´  |人::.:: |::.::.::.:|二| ̄\    ということで、自国民を公的部門につけ給料で移民と格差をつけ
                    |:人::.::.ィ灯)心    ィ灯)下\|::.: :ト|/「  /
       _                 \::.: 乂ツ      乂ツノ 八八|Y::.::厂∨     それによって、政権支持を集めるやり方はまずいということで
      {i:i:i:i,              _ノ::} '''  '        ''/ ::.::/  }::./\ノ
      ∨i:i:i,           ⌒>::.::.::.{           /::.::.::.:/ヒソ:/|
.      ∨i:i:i,          /::.::.::/\   └ '   /::.::./:.ノ:: |::.::.::.|        まずはサウジの改革例から見ましょう。
.       く∨i:i:i,厂|         {/:/::.::.::.:个: .    斗::/ ̄ :|::.::| ::. 八
          厂つi, |         Χ::.::.::./::.:ノ::.:{辷辷<|/ ̄}::.::.:|::.::|::.::.::.::.\
.         〈厂つi:i:, \     /::.::.::.: ;斗ー辷;′;辷「   ̄ ̄~^'く::.::.::.:\::.::\
         〈  Vi:i:i:)  }― /::.::.::.::./  辷;′;辷「        ∨::.|::.::.\::.::\
.         \    ノ::.::.::.::.::.::.::.:/''^゚~~辷;′;辷「~゚厂~^'Y      |::.::|::.::.::.::.::.::.::.:}
          /|  ∨::.::.::.::.::.::./ / r辷′;辷「  |    {   _  -=ニニニ- _::.::.::.:ノ\
        /::.::.|    V::.::.::.::.:/| | r辷′ 辷[ ┌、 _  -ニニニニニニニニニニ\::.::.::.::.}
.        {/::.|     ∨::.::/ | | r辷  ニノ)-┤ |ニニニニニニニニニニニニニニニ\::.ノ
        /::.::.::| / ̄ ̄}    | | r辷 -||( 二| |ニニ/⌒〉ニニニニニニニニニニニ\
         {::.:/〈    /'     |, -ニニニニ|| \ノ  \/  /ニニニニニニニニニニニニニ}
        ∨  ∨        八二ニニニ└\       /ニニニニニニニニニニニニニノ
            {      {_\ニニニニニニニ\    ノ >ニニニニニニニニニニニ-
               \__ _/ {_ ,. \ニニニニニニニ> (C)   ̄}⌒\ニニ‐
                  /    \ニニニニニニニニニ\ _ノ   }
                     /   /     ‐‐ニニニニ‐‐  {      ノ


.



554◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:32:46 ID:93efeb3c




・民間企業に自国民の雇用を義務付けるクオータ制の導入

                     ____
                 ,..::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶、
                   /:.:.:./:.:.:.:.:.:.:⌒\:.:-―- .,
                 /:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.                / :.:./:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
               Λ:.:/:.:.:/:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.|  |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
               {\:{: /:.:.:.:.:.:/:.:.:/:.:.:.:.:. ノ  |:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:|
           / |:.:.:.{/:.:.:.:.:.:/:.:.:/:.:.:.:./   |: ノ |:.:.:.:.:.:.:.:|
          /( |:.:.{:.:.:./ :.:{ :./:⌒\    /⌒:.:.:.:.:/:.ノ
.          {     |V⌒∨:.:.{:.笊うハ㍉   r笊う㍉| Λ/
          \  | | {八:.: { 乂'ツ      V(ツ,,八        サウジアラビアの場合は飽和状態の公的部門の代わりに
.             {  |:.:\/:.:.\        、    /:.:.|
.             >、 |:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.             八:.:|        民間企業に、自国民を一定数雇うように法的規制を出しました。
            /   八:.:.:|:.:.:.:.:.:.:\    '  `   イ:.:.:.:.:\_
.           ⌒∨/:.:.:.:.人:.:.:.:.:.:.:.:.}≧  _ <:.:.:.|:.:.:.:.|:.:r'⌒     それが、クオータ制になります。
               / :.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:|:ノ   ト<辷_:.:.:.|:.:.:.:.|:.:|
            // ̄ ̄ 辷〉}ノ人     )ニ}⌒|:.:.:.人ノ
           //      辷〉 ⌒>辷辷少゚  ノ/ \
          /:.:/   \   辷〉/  //Λ \辷ノ   }
.      /:.:.:..           辷\__/// Λ_ノノ    Λ\
.     /:.:.:.: /       }   └辷辷辷辷辷┘     Λ:.:\_
    /:.: /:.:./       /                   ∨   Λ:.:.:.:.:ノ
.   {:.:./:.:./       ∨                     }    ____
.    乂{:.:/  ⌒\  ノ                    厂\/::::::::::/
.      ∨   __}く{                     /  /::::::::::/
     {        >''"⌒\/ ̄ ̄ ̄/    {  ⊂ニニ ) }
      \       { 二二二つ:::::::::: /     ∨⊂ニニノ/
.         \    〈  __/::::::::::::::::/____⊂ニニノ―――――――
________ ̄\_{  ー‐/___/
                `¨¨¨.          ____
                              \      \__
                              \      \  \
                              \      \  \


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555◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:34:44 ID:93efeb3c





.              /      . : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
            ´ / . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: ::`,
           ___,/   ´ . : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :: :: :: :: :: ::´,
.         |¨/  . .: :: ::/: : :/:/ / :/ /: : : : : : : : : : : : : : ::´,
.         |/ . .: :: :: ::/__/| :/ / : ′,′:′ : : : : : |: : : : : : :´
        ,′ : : : : : // ` |/ i :/  ′厶:!: .:| : i : |: : : : : :: ::i
          {  : : : : ::/{__,    丶|/  i :/⌒i : :| : i : |: : : : : :: ::|__
         ': : : :: ::仆=卆=ミ      |/  八: :| : i : |: : : : : : :::|¨}
          [\; ; : ,小 r┘ _) `     ‐‐- `:| : i : |: : : /:: :: :| :}
          [_:_乂|: : | _乂辷ン      竿ミト, | : i : |: : /:: :: : :|∧    これは、本来税の再配分で行うことで対応すべきなことを
          | : :i: :|∧| , , ,         r┘_) _}〉: ; : ::|: /: :/i:: ::|
          | : :|:i:圦       ′   弋辷ン/: :/: : ::|/: :∧i: : |      企業に押し付けることで、エスノクラシー維持する政策なんです。
          | : :|:| : : :..             , , ,  厶イ:{: : 八 :∧i:i: : |
          | : :|:ト、 : ;心、   ‘ ’      勹八{/|: ::/i:i:i:i: : |
          | : :|:|: :\ 「   、__     ィ: : : :: :: i:i:i:i:'^Y i:i:i:i: : |    もちろん失業保険などよりは高い給料を貰え、人々にはメリットがあります。
    -─┬‐| : 从_:_:_:ソ       / : :|:: :: :::,'´|i:i:/ ,′.:i:i:i:i : |
  /    ^V⌒!__厂]「´       ,′: :|: : : ::i |i:/ /. . ::i:i:i:i : |
. /      :/ ∧_,厂}|        _人_j__:|: : : ::| |/_,.厶: : ::i:i:i:i : |
/      :/ ∧__ 厂}ト、__     __,,ノ¨ ̄} ̄}r-'´)^ -‐ ∨::i:i:i:i : |
     .::/ ∧____厂〃⌒¨∨¨⌒ヽ__厂} ̄}| く /  __. }: :i:i:i: : |
    .:::/ ̄ ̄V⌒!__{{__ __只__ __}}__厂__./|   `i__/  '::i:i:i: : |
    ::厂 ̄\ノ , ′厂¨゚7/ | 「゚¨Ζ _厂}八   {  火⌒i:i: : |
   _,′‐‐- | 〈  ′○{:{__| |厂__厂__,/^{{\_ __/⌒Y^|:i: |
\__{{  ヘ.,_}┘,′   /¨¨| | .厂 f'⌒  ii⌒Y⌒Y⌒^人|:i: |
  ::ⅱ   ‘, ,:′ ○ / ___,|_|_厂 __}   ∧_人__,    !i |
Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒l__ __/⌒Z...ノ⌒Z⌒ヽ  / ∧        ’:i |




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556◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:37:46 ID:93efeb3c





                --‐‐/' ‐‐-
            ./    ソ--     \
           ∠‐       '''''''''' .、   \
         /              \ 、 ヽ
        /                 ヽ ヽ亅
        /        /1      、    ヽ‐‐ヽ ̄ 7
       /     /  /  、      `、   1. │``
       .|   ../ /!  /   '、 、 卜   ヽ  l ,/〉ヽ
       .|   .j_./_L,/    、 ヽ-┼-  |  │/.∧ ヽ   しかし、企業にとっては態々使えない自国民を高給で雇うデメリットがあります。
       |│ .|レ  l/      ヽ|`ヽ! \ .| /」/ .∧ /
       | ヘ │ョョョョョョ、    .ェョョョョョョヘ│/‐!'ヽ/ .∨   また、自国民もそれほど働きたくない場合も多いです。
        ││ .|::::::「゙     .|:::::::|  ソ1/  l  │
         ヽ|.゙!  ゝ_/       ヽ_./   !/|  ./  │
         │ヽ               !  |イ│゙、 │    そこで出てくるのは偽装就労の問題です。
    _..--- 、 1 ヽ           U 丨 ,' | │ ヽ  |
   '´    ´゙1ヽ  |\    ヽ/   / │ / \|  ヽ |
          l ∧l/丶 ..,___,.. '´   !/  :''/\    |
    ''-      ヽ‐7 l   ヽ _丿  .___/゙  _.//  へ  |
     ^'''' _,,........'....l,,_ `t   \   /  ___ノ/ / │ 
      ヾ.⊆二二''‐斗゙''1   人´  /  / /   /




     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \   偽装就労?
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /




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557◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:41:07 ID:93efeb3c





※湾岸諸国で最低賃金などという概念は存在しない

                ___
                 _::::::::::::::::::::::::__
              /::::/´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`\
.           /::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
       _____/::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::.
.    /i:i:Ⅳ\::∨:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::八::::::::::::::::::::.
    {:i:i:i:i:i:|::::::::: |:::::::::::::| ::::: /::::::::::::|: /  ::::::::::::::::::::
    ∨:i:i:i:| \:: |:::::::::::::|:::: /|_\::/ |/   |::Λ:::::::::: |
      〉i:i:i:|〉::::::::|:::::::::::::|::x俘=ミ \|   jr ⌒::::::::: |    働きたくない自国民と金を節約したい企業が組んで
.    {i:i:i:i:|Λ: 八:::::::: 人( {:::(_ ヽ   _笊~゚Y|:::::|:::|
      \_:j|::::l〉{ (\|\{  乂ツ      {(::ノ ノ八:八|    自国民は実際には就労せず、金だけを貰います。
.        八:|:人辷}::::::|         '`´ /|::/ ノ
        / :::::|:/: `¨|::::::|      _     ;゙ |/
.       / :::::: |:::::::::: |::::圦    (   )   人        そして、企業はその分を移民の給料下げに使い、損失を取り戻すというわけです。
      / ::::::::::::::::::: 八::::::| >    ̄    イ:::::::
.     /::::::::::::::::::::::/:::::|\|.    {>-< |:::::j
    /::::::::::::::::::::::/ ::::::| ..._\ ...⊥..._     | :: /
.   /::::::::::::::::::::::/:::: |:人__  ̄  _.j>、  |: /     /ニ=-  _
  /:::::::::::::|::::::::/::::::::|:::|⌒   __jノニ=-‐㍉ |/     //  ̄  -=ニニ=-
. イ:::|:::::::::::|::::::::::::::::: |:::|__jノ⌒:ア´     ´_      //        ̄ 7/          なるほど……>
 |:: |:::::::::::|::::::::::::::::: |::八:i:i:i:iァ′       ´_     //         //
 | 人:::::::::|:::::::::::::::::: /:i:i:i:i:i:7       ...,, __}_   //         //
    \:::|::::::::::|:::: /:i:i:i:i:i:i:{             } //         //




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558◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:44:14 ID:93efeb3c




4-2バハレーンの場合


                ______
          ―――:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.         /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\__:.:.:.:.
      /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:.:.:.:.
.      /:.:.:.:.:.:.:.:Λ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.
     | :.:.:.:.:.:.:. | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.: ̄
     |:.:|:.:.:.:.:.:.:|  :.:.:.:.:l\:.:. \ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:
     |:.:|:.:.:.:|:.: |   \:.|  \_:.:.ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
     |:.:|:.:.:.:|⌒ヽ   ^\ ̄ \「 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:
     |:.:|:.:.:.:| _        ___\: | :.:.:.:. |:.:.:    さて、次にバハレーンの例ですが
     |八:.:.:.|{⌒{㍉、     广¨{:し勹⌒j| :.:.:.:. |:.:.:
     | \{\ V:.:}       V;ン  ノ:.:ノ:.人|:.:.:    自国民保護政策を強化したサウジアラビアと違って
           |:.:〉  ̄        '' ″ イ:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.:.|  `           u  /|:.:. /.:.:.:.:.:    こっちはなんとエスノクラシー自体を解消しました。
           |:.人       _    /:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.[\  ~⌒^~     |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.|  |\  _  -≦  |:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.: ノ 人:.:.:.:.:.:.:.: |    |:.:.:l\.:.:.:.:.:.:
           |/     \>⌒   /\|  \:.:.:.:
               /-/     /   _/ニニ:.:.:
              /ニ∨    /  _/ニニニ\:
             [ニニ/  /  _/ニニニニニニ
.            /[ニ∨__/ _/ニニ/ニニニニニニ
           /-[ニニ| /ニニニ√ニニニニニニ




     ____
   /_ノ  ヽ、_\
  /( ─)  (─)\      ?????
/::::::⌒/)/) ⌒::::: \
|   // /      |    エスノクラシーを解消する???
\ | /  二二)    /
/ i   r‐一'     \


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559◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:49:43 ID:93efeb3c


バハレーンの改革例

・国民と移民の労働条件の均一化志向
・移民と自国民の労働者の一括管理の官庁の設立。
・移民の職業の自由の認可(実質的にも法的にも) 官庁による労働状況の監視
・時間外労働・非正規労働の取り締まり強化
・自国民に対して、生産性向上のための教育

          , ―‐ ------  _____   ――‐ァ
          /..。s升.:.:.:.-- _..:.:.:.:`ヘ     /
.         //.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.:.:、.:.:.:.:,   {
        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.′  ∨
.       /.:.:.:.:.:.: ,.:.:i|ト、.:.:.':..:.:.:.:. ’,.:.:.:.:、.::′  ∨
       ′.:.:.:: /.|.:.:|'. \.: ':..:.:.:.:..:’,ト、{.:.:.:≧oイ..
       |.:.:.:.:.:/ |.:.:| \{. \.:.ト、.:.:.:.’,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.....    バハレーンの場合はようは、自国民と移民の労働環境を一緒にしたんですね。
       | .:.:/ 抖s.:|     抖気 }.:. .;\.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:
 .      八.:/ム Vヅ     Vヅ ′.:.:.:.:\.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:    短期的に見れば移民も自国民に近い分の給料等をもらえるようになったんです。
       /.:.:.:.ハ         / ⌒}〕ト、.:.:\.:.:.:.:.:.:.:.:.
       .′.:.{. /\  r 、   イ- /╋〉.:\〈.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.      八.:.:.\{  ≧=- <╋. /╋ ′ ト、..:.:.:.:.:.:.:.:.:.
        >-彡╋┼╋┼╋┼ /i:i:i:i:i:’,. ¨  _.:.:λ
.         /i:i:i:/二二二二二.T ′:_ :-i:i:i: |╋┼╋¨
        /i:i:i:/二ニニニニニニニ .|:i:i:iリ へi:i:i: |┼╋┼╋
.       /..。s升i:i〈―ァニニニ /、:i:/:i:i:i:i:i:i:i ′.,┼╋┼
.      /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〉ノニ /」:i:i:i:i:7ー<:i:i:i:,’.  ’,╋ /
     ′i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i_7ニニ〈´イ:i:i:i:i:/:i:i:i:i∨.,’   |. /
     |i:i:i:i:i_ .。o≦ニニニニ ≧o。:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/     |.′
     `¨7ニニニニニニニニニニニニ ≧o。:i:i:イ∨




         ____
        /― ― \         でも、そうすると自国民の反発がきそうじゃない?
      /(●)  (●) \
     /   (__人__)     \      だって、移民に負けるんじゃ……
      |    ` ⌒´    u. |
      \           /
        /         \
       |   ・    ・     )
.     |  |         /  /
       |   |       /  / |
       |  |      /  /  |
      (YYYヾ  Y (YYYヽ |
     (___ノ-'-('___)_ノ



.



560◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 15:54:57 ID:93efeb3c


                               ___
                               ''^~ ̄::.::.::.:´"''::.:´"'::...,
                        /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\::.::.\
                         /::.::.::.::.::.::.:: /|::.::.::.::.::.::.::.::.::\::.::.',
                     /::.::/::.::.::.::.::. /  |::|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::':,::.:',
                       /::.::/::./::.::.::.::/   .|::| ::.: |::.::.::.::.::.::.::.::'::.::'
                    ::.::.::.: /_Λ/   |人_|_::.::.::.::.::.::.|\|
                    |::.|::.::|::.:|/ ̄`    ´  |人::.:: |::.::.::.:|二| ̄\
                    |:人::.::.ィ灯)心    ィ灯)下\|::.: :ト|/「  /    逆ですよやる夫さん。
       _                 \::.: 乂ツ      乂ツノ 八八|Y::.::厂∨
      {i:i:i:i,              _ノ::} '''  '        ''/ ::.::/  }::./\ノ     移民のコストが上がることは、企業から見れば
      ∨i:i:i,           ⌒>::.::.::.{           /::.::.::.:/ヒソ:/|
.      ∨i:i:i,          /::.::.::/\   └ '   /::.::./:.ノ:: |::.::.::.|        「自国民」を自発的に雇用するインセンティブが生まれるわけですよ。
.       く∨i:i:i,厂|         {/:/::.::.::.:个: .    斗::/ ̄ :|::.::| ::. 八
          厂つi, |         Χ::.::.::./::.:ノ::.:{辷辷<|/ ̄}::.::.:|::.::|::.::.::.::.\
.         〈厂つi:i:, \     /::.::.::.: ;斗ー辷;′;辷「   ̄ ̄~^'く::.::.::.:\::.::\
         〈  Vi:i:i:)  }― /::.::.::.::./  辷;′;辷「        ∨::.|::.::.\::.::\
.         \    ノ::.::.::.::.::.::.::.:/''^゚~~辷;′;辷「~゚厂~^'Y      |::.::|::.::.::.::.::.::.::.:}
          /|  ∨::.::.::.::.::.::./ / r辷′;辷「  |    {   _  -=ニニニ- _::.::.::.:ノ\
        /::.::.|    V::.::.::.::.:/| | r辷′ 辷[ ┌、 _  -ニニニニニニニニニニ\::.::.::.::.}
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         {::.:/〈    /'     |, -ニニニニ|| \ノ  \/  /ニニニニニニニニニニニニニ}
        ∨  ∨        八二ニニニ└\       /ニニニニニニニニニニニニニノ
            {      {_\ニニニニニニニ\    ノ >ニニニニニニニニニニニ-
               \__ _/ {_ ,. \ニニニニニニニ> (C)   ̄}⌒\ニニ‐
                  /    \ニニニニニニニニニ\ _ノ   }
                     /   /     ‐‐ニニニニ‐‐  {      ノ




        ____
      /⌒  ⌒\
    /( ●)  (●)\     ああそうか!!移民のメリットはまずは給料の安さにあったわけだから
   /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 
   |u.    |r┬-|     |   そこが自国民と同じになると、雇わなくなる企業も出てくると!
   \      `ー'´     (⌒)
    >          ノ ~.レ-r┐、
   /          ノ__  | .| | |
    |          〈 ̄   `-Lλ_レレ
    |          ̄`ー┬--‐‐´




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561◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 16:16:30 ID:93efeb3c



                ______
          ―――:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.         /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\__:.:.:.:.
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     |:.:|:.:.:.:|⌒ヽ   ^\ ̄ \「 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:
     |:.:|:.:.:.:| _        ___\: | :.:.:.:. |:.:.:     もっとも短期的にはサウジのやり方の方が安定しますよ?
     |八:.:.:.|{⌒{㍉、     广¨{:し勹⌒j| :.:.:.:. |:.:.:
     | \{\ V:.:}       V;ン  ノ:.:ノ:.人|:.:.:     いくら企業のインセンティブが上がるとはいえ、いきなり言われたら
           |:.:〉  ̄        '' ″ イ:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.:.|  `           u  /|:.:. /.:.:.:.:.:    バハレーンのやり方は反発を受けるでしょうね。
           |:.人       _    /:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.[\  ~⌒^~     |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.:.:.|  |\  _  -≦  |:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:
           |:.: ノ 人:.:.:.:.:.:.:.: |    |:.:.:l\.:.:.:.:.:.:
           |/     \>⌒   /\|  \:.:.:.:
               /-/     /   _/ニニ:.:.:
              /ニ∨    /  _/ニニニ\:
             [ニニ/  /  _/ニニニニニニ
.            /[ニ∨__/ _/ニニ/ニニニニニニ
           /-[ニニ| /ニニニ√ニニニニニニ





        ____
      /      \
     / ─    ─ \ 
   /   (●)  (●)  \     じゃあ、どうやってバハレーンは乗り切ったんだお?
   |  u.   (__人__)     |
    \    ` ⌒´    ,/
    /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
   /      ,⊆ニ_ヽ、  |
  /    / r─--⊃、  |
  | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |




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562◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 16:20:32 ID:93efeb3c



               _ _
           ,....:::::´:::_ヽ::::_::::...、
         ,.:´,..::´::::::::::::::::::::::::::::`::ヽ、
          /:::/:::::::::::::::::::::::::/、::::::::::ヽ::ヽ
          ,::::/:,:::::,:::::::::/::/:/  ヽ::、:::::∨::.
     ,...---|:::|:/:::/:::::::/::/}/   }:∧:::::|::|:{
    {   ,.|:::{':::/::::/⌒/'    ⌒∨:}::|リ
    \,  |::r∨:::イィ斧ミ、   ィ斧ヽ}:,::/'
      乂 _;::{ Ⅵ:| Vり      Vリ 'イ|「       政治改革(議会の設置、男女普通選挙)などをセットにするんです。
         /::乂ム:::}       '     ム}
         ,:::/:::/:::}::|::.、    ,.,  イ:::|      すると、国民は政治的な改革と一緒なら…と思って多少我慢するんですよね。
      /::/:::/:::::j:/::::|>    イ::::l::∧ 
       /::イ:::,::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄`´ ヽ|:::/イ:::::ヽ      あともう1つは湾岸諸国ではスンナ派が支配エリートですが、シーア派も結構います。
     /' /::::/ィ 乂┼╋┼╋┼╋}'≧- 、::::}
      { {::::/∧  ヽ╋`¨¨¨╋┼╋ノ  Ⅵ     このシーア派に従来の移民ポジションを押し付けたのもあります。
      | |:::{/  \  ` ー r----- ´   }'
      { |::::|    ヽ     |      ∨ |
      Ⅵ      l     |={_}=    }  |
       |     ,     |       ,:  |
       |      {     |        {
       |      |     |={_}=     }  |




          ___
         /      \
       /   ⌒   ⌒\
.       /   ( ●) ( ●)\    なるほど、新たな改革とスケープゴートか……
     |   u.  ⌒(__人__)⌒ |
.      \     ` ⌒´   /
     /⌒           ヽ
.     |   ヽ__     _ ',
     :、_     )  ( ̄ _丿
     |   /  ̄`i  / ̄  `i
     |      |     ,    |
    ∧ |     |__/     /
.      `ーヽ _ |   |  _/
.        (__)  、__)



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563◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 16:26:50 ID:93efeb3c




                ______
             /:.:.:.:._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.              /:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ̄\
           //:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
          /  |:.:.∨:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
        {    |--:|:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.: 人:.:.:Λ:.:.:.:.:.:|
        {    |:.:__|:.:.:.:.:.:/:.: /|/   |/ ̄|:.:.:.:. |
.            ̄{__|「ヽ|:.:.:.:|/:.∠__    __|:.:.:.:. |
              |l  |:.:.:.:|  ̄∩     ∩ ̄ノ:.:.人|   ……とまあ、エスノクラシーの話をしましたが ようは湾岸エスノクラシーは
              |:\NV:|   ∪     ∪ イ/
            八:.:.:|:.:.:.:.ヽ            j:〈   「非民主的な統治制度の下で、国民が自分達を「管理する側」の特権的な人間であると認識し
.            /:.:.:.: 人 :.:.:.:|          イ:.:.| 
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:|)  ≧=≦ :.:.: |:.:.:|   、自分達が行政権を有しているという実感を得る」
.          /:.:.:.: __/ {∨    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉
         /:.:.:./ : :: :{   \    /       p       /
┏━━━━━━━━━━┓\ /      ( ̄)      /   この実感によって政府は国民の支持を得て、その他の諸問題を移民
┃   資料を確認中。  ┃ . /                /
┗━━━━━━━━━━┛ /                /    に押し付けて、体制維持させるということになります。
         |: 八:.|.: : : :. :. :. :.__/                /
         |/  \ /: :/: {  二 ノ        {  ̄\






        ___,,,-―--、_
      /::. ::. ,,-――::. ̄ー、
     /::. ::./::. ::. :/::. ::. ::. :、ヽ、
     .|::. :/::. /::.:/::. ::. ::ハ::. ::k ::ハ
     |::. i::. /::. ::. ::. ::,イ:/  ヽ::. :i:: ::|
  r-‐Tミ|::./::. /::. ///    ヽ_|:: ::|
 .く  ┤ミ|::|::./_,,ナーレ′  ,,-'´ !|:λ}      それでは今回のまとめに行きましょうか。
  ヽ /|t、_レ|/‐yテj=ミ    ィ=テyレ′
.     |:!(t |::.i 《 tしソ    もノノj|
    |::|:ゝ|::..k      ,    |::|
    /λ入|::. :〉、rュ_  _    ノ::.:|
   /::|:〉'、ー|:: |Y i´r゙}ュ__,,.ィ'´/::.:/
.  /::/i'、 ゙ーV^V´゙V_t''~ ̄~レ'ヽ
  /::.i:: k、  /    /  ノ   人
. {: :.|::.|  ̄/     i _'´,-‐'´ ̄| |
  ヽ::ri:| r'i     .├''´´rfヽ{ヽ | |




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564◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 16:30:57 ID:93efeb3c




まとめ
①湾岸アラブ諸国には「湾岸エスノクラシー」と呼ばれる制度がある。

②この「湾岸エスノクラシー」は国籍を基準として、労働に関するもので差を設けて、
自国民を一体化させること(ついでに問題の外部化)で体制の維持を図るもの

③具体的な区別としては、公的部門の自国民の優先的採用、賃金格差、そもそも民間部門での職業などについて差を設ける。

④これに関して移民は一体的な反対運動を取らない。これは移民が階層化されていること、
転職・逃亡への制限を行うことで達成できている。

⑤しかし、レント配分がうまくいっていない国は「湾岸エスノクラシー」を達成できない。そのため改革が必要で
1つはエスノクラシーの強化(サウジ) もう1つは労働市場の解放を採る(バハレーン)

⑥短期的にはエスノクラシーの強化がコストが低い。しかし、労働市場の開放政策方面に関しても
政治改革とセットにすることでコストを低くできる。

⑦レンティア国家の体制維持制度の1つとしての「湾岸エスノクラシー」を理解すべき。



          ____
        / ―  -\
 ミ ミ ミ /   (●) (●)      ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒)      (__人__) \    /⌒)⌒)⌒)      大体こんな感じだね。
| / / /      ` ⌒´   | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒)           /  ゝ  :::::::::::/      この現象は労働人口が特殊な湾岸諸国に起こりうる現象だね。
|     ノ            \  /  )  /
ヽ    /             ヽ/    /
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))


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565◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 16:35:00 ID:93efeb3c





参考文献
松尾昌樹.2010.『湾岸産油国 レンティア国家のゆくえ』講談社.
松尾昌樹・岡野内正・吉川卓郎.2016.『中東の新たな秩序』グローバルサウスいまは③, ミネルヴァ書房.
→エスノクラシーのみならず、レンティア国家論全体について論じている。
  こんなスレ見ている場合ではなく、こちらを見るべき 特に2010年

Longva, A. N..2005." Neither Autocracy Nor Democracy But Ethnocracy: Citizens, Expatriates and the
Socio-Political System in Kuwait, In Monarchies and ]\匂tions:Globa}jzation and
Identity in the Arab States of the Gulf", edited by Dresh, P.and J. Piscatori, pp.114-135,London: 1. B. Tauris.
→湾岸エスノクラシーに関する代表的な著作。しかし詳しいデータは松尾に劣る。

Mazrui, A. A..1975." Soldiers and Kismen in Uganda: the Making of a Military Ethnocracy," Beverly Hills: Sage.
→エスノクラシーに関する研究

                               ___
                               ''^~ ̄::.::.::.:´"''::.:´"'::...,
                        /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\::.::.\
                         /::.::.::.::.::.::.:: /|::.::.::.::.::.::.::.::.::\::.::.',
                     /::.::/::.::.::.::.::. /  |::|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::':,::.:',
                       /::.::/::./::.::.::.::/   .|::| ::.: |::.::.::.::.::.::.::.::'::.::'
                    ::.::.::.: /_Λ/   |人_|_::.::.::.::.::.::.|\|
                    |::.|::.::|::.:|/ ̄`    ´  |人::.:: |::.::.::.:|二| ̄\
                    |:人::.::.ィ灯)心    ィ灯)下\|::.: :ト|/「  /        それでは、参考文献です。
       _                 \::.: 乂ツ      乂ツノ 八八|Y::.::厂∨
      {i:i:i:i,              _ノ::} '''  '        ''/ ::.::/  }::./\ノ        基本松尾2010を読めば事足ります。
      ∨i:i:i,           ⌒>::.::.::.{           /::.::.::.:/ヒソ:/|
.      ∨i:i:i,          /::.::.::/\   └ '   /::.::./:.ノ:: |::.::.::.|      これまでのレンティア国家論の議論も含めて…ね。
.       く∨i:i:i,厂|         {/:/::.::.::.:个: .    斗::/ ̄ :|::.::| ::. 八
          厂つi, |         Χ::.::.::./::.:ノ::.:{辷辷<|/ ̄}::.::.:|::.::|::.::.::.::.\
.         〈厂つi:i:, \     /::.::.::.: ;斗ー辷;′;辷「   ̄ ̄~^'く::.::.::.:\::.::\
         〈  Vi:i:i:)  }― /::.::.::.::./  辷;′;辷「        ∨::.|::.::.\::.::\
.         \    ノ::.::.::.::.::.::.::.:/''^゚~~辷;′;辷「~゚厂~^'Y      |::.::|::.::.::.::.::.::.::.:}
          /|  ∨::.::.::.::.::.::./ / r辷′;辷「  |    {   _  -=ニニニ- _::.::.::.:ノ\
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                     /   /     ‐‐ニニニニ‐‐  {      ノ




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566◆gKNcHiCsig2017/12/31(Sun) 16:45:34 ID:93efeb3c






              -‐……‐-
            /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\
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          /::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::|::.::.::.::.::.::\
   /:. ̄Λ::. /::.::.::.::.::.::.::.::.::/|::.Λ::.|::.::.::.::.::.::
.   {     |::.:∨::.::.::.::|::.::.::.::.:/ .|::.| :|::.| / ::.::.::.|
    \.... l:\|::.::.::.::.:|::.__|: / ノ:/ |/ |Λ::.::.|:|
    {.... l:\|::.::.::.::.:|:/|/^ー    ィ灯゙Y::.::Ν      ということで第七話はここまでになります。
.    \/l:\|::|::.: _ァ'笊うミ    {ソノ ノΛノ
.       八::.|人::.::.人 乂ソ       ´  {::.|     次は、実際の例ということで、旧ソ連のとある1ヵ国について
       /::.::.::.: : |\ト           `  八|
.      /::.::.::.::.::.::| ::.:人     r _y   イ::.::|     論文をベースに紹介して、終わりになります。
     /::.::/::.::.::.::.|:|::.|::.:| ≧-   _, ィ::.:ノ|::.:|
.    /::.::/::.::/::.::.:|八|:ノ       {\´^'<|:ノ
   /::.::/::.::/::.:/  \      {  ∨  \
.  {::.::.{::.:/::.::/      \ー―    |     }





               ____
             /      \
           / ─    ─ \
          /   (●)  (●)  \       年内におらせるということで、このまま続きをいく感じで!
            |      (__人__)     |
          \     `⌒´    ,/
         /_∩   ー‐    \
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           |          |/  /
           |        ⊂ /
           |         し'
           \   、/  /
             \/  /
           _/  /``l
          (____/(_/



                                                次回へ続く


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